• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「ぶりっ子が嫌い」という嫌悪感の正体

2012年9月20日

「あなたにしかできないこと」なんてない

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

ぶりっ子と同族嫌悪

 自分と似た人(趣味嗜好、仕事、性格、容姿など)にコンプレックスを感じ、「なんか嫌だなぁ……」と思ってしまう。こういう心の働きは「同族嫌悪」と呼ばれていますが、感じたことはあるでしょうか?

 たとえば、いわゆるぶりっ子と呼ばれるような女性は、同じくぶりっ子と呼ばれるような女性が苦手だと言う人が多いそうです(本人はお互い似ていることに気づいていない場合が多いのですが……)。

 また一方で、「自分は遅刻をする割に、他人の遅刻をよく指摘する」「自分もドタキャンが多い割に、他人のドタキャンは許さない」といった人も中にはいるのですが、そんなところからも同族嫌悪は見受けられます。

同族嫌悪は自己嫌悪、自己嫌悪は自己陶酔

 ではなぜそうなってしまうかと言うと、同族嫌悪とは、一説には「自分自身の嫌いな部分を相手が見せることによって生じる感情」とされています。

 つまり、自分自身の嫌いなところを相手に重ねてしまうからこそ起きる嫌悪感。

 言い換えれば、自己嫌悪なのです。

 自己嫌悪というのはある意味では中二病に似ていて、やはり「自我」が強すぎるのが原因になっています。

 ここでの自我とは、具体的に言えば「自分に自信がない(コンプレックスが強い)」「完璧主義(理想主義)」「ナルシスト」といった、言い方を変えれば“強すぎる向上心”のことです。

 ほどほどだったらいいのですが、これが強すぎるのはやはり問題になってきます。

 たとえば「ああ、今日やろうと思ってた仕事を残してまた飲んでしまった……そして終電を寝過ごして結局タクシーを使って帰ってしまった……なんて自分はダメなやつなんだ……ああ……俺はダメなやつだ、ダメなやつだ、何てダメなやつだ……死んだ方がいいかもしれない……」。

 と、そんなことを言いながらまた同じことを繰り返してしまうのは、目線が内へ内へと向かい、本当に自分が集中すべきことが見えていないからです。

 厳しい言い方をすれば、自分の都合しか見えていない。だから、結局同じことを繰り返してしまいます

 強い自己嫌悪というのは自己陶酔と同義なのです。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

コラムのバックナンバー

もっと見る

Profile
五百田達成(いおた・たつなり)・左
東京大学卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」をテーマに執筆や講演を行う。“日本一女心のわかる男"として、働く女性や職場で女性との接し方に悩む男性などから多くの支持を集めている。
堀田秀吾(ほった・しゅうご)・右
明治大学教授。シカゴ大学言語学部博士課程修了。ロックと空手を愛する異色の言語学者。学内では研究者らしからぬ熱血指導が支持され、「明治一受けたい授業」に選出されるなど、学生からの信頼も厚い。言語学、法学、社会心理学などの様々な学問分野を融合した研究法に定評があり、コミュニケーション心理の研究を行う。
関連キーワードから記事を探す
コミュニケーション術

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 12月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 12月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 11月号

一生お金に困らない!お金がどんどん増える本 ミニサイズ新装版

まんがで分かる!やせる食べ方

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ