この連載では日本経済新聞の記事から、働き女子が知っておきたい、

仕事に役立つ旬な時事テーマをピックアップします。

ニュースの先生は、分かりやすい解説で人気の経済ライターの若槻基文さんです♪

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ここに注目!

ヤマダ、ベスト電器を買収。縮小する家電市場 シェア拡大急ぐ。
     (7月12日付 日本経済新聞 朝刊1面、14日付朝刊9面ほか)


 家電量販最大手のヤマダ電機はこのほど、業界8位のベスト電器を買収すると発表しました。正式発表に先立ち、日本経済新聞は7月12日付朝刊1面でこのニュースを報じました。家電量販業界ではこのほか、5位のビックカメラが6月に7位のコジマを子会社化して2位に浮上するなど、再編の機運が高まっています。

 M&A(合併・買収)は既存事業の強化や新規事業への参入を効率的に進め るのに有効な方法の一つです。例えば、関東地方を中心に営業する小売企業A 社が、関西、中部地方に店舗網を持つ同業のB社を買収すれば、A社はB社の 店舗網や人材、販売ノウハウなどがそっくり手に入り、事業規模を一気に拡大 できます。

 少子化に伴う人口減少による国内市場の縮小に加え、主力商品の薄型テレビの販売が家電エコポイント制度や地上デジタル放送移行による特需の反動で激 減しており、家電量販店の業績は急速に悪化しています。

 販売価格の安さが競争力を左右する家電量販業界は、M&Aによる規模の拡大が収益向上につながりやすいといえます。売り上げ規模が大きいほど家電メーカーに対する価格交渉力が強まり、より有利な条件で商品を仕入れることができるので、安売りをしても利益を出しやすいからです。