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インテリ美人の「だめんず」人生

2012年7月20日

サムライ女とアキンド女(4)~倉田真由美(その1)

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 自分の存在を「物語」にして「商売」にしていく女を「アキンド女」と名付け、前回(「男なんてみな子供」~アキンド女の女性観)は漫画家の西原理恵子(以下、サイバラ)を取り上げた。

 今回は漫画家の倉田真由美(以下、くらたま)を紹介しよう。

私にとっては長年の仕事仲間でもあり、友人でもあるのだが、くらたまの「アキンド女」ぶりには、サイバラと似ている部分と違う部分の両方があってだ面白いのだ。

人生を変えた「漫画・麻雀・片思い」

 福岡生まれで、勉強ができたくらたまは、中3の時に模試の成績で福岡県第1位をとったほどだった。中学時代はとにかく勉強ばかりしていたという。

そして進学校に進み、さらに難関の一橋大学商学部にも現役合格と、順風満帆な人生をスタートさせたかのように見える。

 そんなくらたまの人生を変えたのが、「漫画、麻雀、片思い」だ。

 中学までは勉強ばかりしていたくらたまが、高校で少女漫画と出会い、自分も漫画家になりたいと、あまり勉強しなくなってしまった。

 なにしろ大学受験で上京したときも、持ち込みの漫画原稿を持って、出版社を回ったほどだ(それでも大学受験までは、中学時代の猛勉強のおつりでなんとかなったという)。

 また、大学では麻雀に出合ってしまい、「人間同士のゲームのおもしろさ」にはまったくらたまは雀荘でバイトまで始め、「てんぱいガールズ」なるアイドル的なユニットまでつくる(本人は乗り気だっただが、その後メンバーは集まらず解散したという)。

 そして、初恋であるサッカー部のキャプテンへの片思いだ。

 それまでまったく恋愛に対する興味がなかったくらたまが、この片思いによって、暴走してしまうのだ。

 恋愛マニュアルの「男はリンスの香りが好きだ」を読んでは、リンスをつけた後、洗い流さなかったり、居酒屋のトイレですがりついて告白したりと、空回りしてしまう。

 もちろんこの恋は実らず、結局くらたまは、だめな男とばかり付き合うようになる。

 それが、のちの大ヒット作「だめんず・うぉ~か~」につながっていくのだ。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。若者、女性、食、旅など、様々なテーマの企画や執筆や講演も行っている。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)など著書も多数。公式サイトhttp://www.tact-planning.com
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