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上司から信頼される5つの要素

2012年8月9日

過去と上司は変えられない

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 「上司が自分のことをちっとも評価してくれない。だから、会社のことを考えると前夜から気が重いし、朝会社に行っても、その上司が自分のそばに来ただけで、また何か文句を言われるんじゃないか、と気になってしまう。帰り際も、きっと彼がこっちに来たのは残業を言いに来たに違いない、と自分のほうから身構える」

 こんな声をよく私のセミナーの受講生たちから聞きます。

 連載しているビジネスマン用の雑誌「企業家倶楽部」のセミナーに講師として出かけたときも、同じことばが出ました。

 「自分はベストを尽くしている。けれど、どうも上司から信頼されていない」

 というのです。

 それにつける薬は、エトスの5要素です。

 エトスは「信憑(しんぴょう)性」。ギリシャ時代からある考え方ですが、簡単にいえば、「あなたの言っていること、していることは本当だ、本物だ」と相手から思ってもらう力、それがエトスです。そのエトスの要素をなんとしても守っていくのが肝心です。

1 力動性
2 社交性
3 権威のある態度
4 信頼性
5 個人的な魅力

 上司はエトスの5要素で信用してもらいましょう。

 さあ、一つずつ説明しましょう。

 「力動性(dynamism)」は、元気があることです。会社に来て、なんだか朝から生あくびばかりしていたり、何か命令されても「はい」と答える返事の声が細かったりすると、元気のない奴だと思われます。このことが上司をガッカリさせてしまうのです。

 「社交性(sociability)」は、きちんとしたあいさつができることや、敬語の使い方が正しいこと、プレゼンテーション力があることなどがここに入ります。不必要にタメ口をたたくなどはまさしく社交性がない、社会的スキルが低いことの表れです。

 「権威のある態度(authoritative manner)」とは、専門力と置き換えたらわかりやすいでしょう。自分の仕事なのに上司から「何をやってるの?」と聞かれて、うやむやに「書類を作っています」などと答えるのでは困るのです。見れば「書類だ」ぐらいはわかるのですから。「なんの分野のどのタイトルの書類を作っているのです」と言っても、あなたの答えは30秒で済みます。専門力を常に磨く努力をして、折あるごとに上司に伝えましょう。

 「信頼性(reliability)」は、ひたすら過去のあなたの行動です。「過去に嘘をつかなかった」「締め切りはちゃんと守った」「よい仕事をした」こんなことの積み重ねが上司から信頼を勝ち取っていくわけです。その場で即効的に上司から信頼されるというよりは、信頼は日々重ねていくものだと覚えておきましょう。

 「個人的な魅力」(personal attractiveness)については、なかなかこの限られた紙面で説明するのは不可能です。でも、ATT、「明るく、楽しく、ためになる」ということを心がけているあなたは、個人として誰から見ても評価される人です。それは上司からも部下からもまわりからも信頼されることですが、とくに上司から見たときに、あなたの魅力の中に、ATTにプラスして謙遜や謙虚、素直さ、協調性をもつことをおすすめします。

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『相手と自分の心をひらく たった2つの方法』(佐藤綾子著)

 長く、深い、人間関係を築くために、他人と、どうつきあうか。自分と、どうつきあうか。

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佐藤綾子(
佐藤綾子(さとうあやこ)
博士(パフォーマンス心理学)。日本大学芸術学部 教授。社団法人パフォーマンス教育協会 理事長。「佐藤綾子のパフォーマンス学講座R」 主宰。1980年、日本に初めて「日常生活における自己表現」の意味での社会学的用語として「パフォーマンス」の語を導入。以後「パフォーマンス学」の構築と自己表現教育での実践の道を歩み続け、この分野のパイオニアであり、第一人者。テレビ出演、新聞取材、雑誌連載など多岐メディアにて活躍中。
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