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パワスポの次は古事記に注目!(2/3)

2012年4月4日

私たちが最近、神社に惹かれるのはなぜ?

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神社が生まれた背景を知ろう

吉田:こんにちは! この度は、どうぞよろしくお願いいたします。

 木戸さんは、明治維新で活躍された木戸孝允氏のご子孫で、歴史やそこに登場する人物の生き様を探っていらして、古事記にも造詣が深い……。木戸さんが講師を務めた「丸の内朝大学」のソウルトラベルクラス(古事記クラス)は大変興味深かったです。

木戸さん(以下、敬称略):ありがとうございます。

吉田:同年代の女性が沢山受講されていて、パワースポットブームからか、各地の神社によく足を運んでいらっしゃる方が多かったです。

 単なる開運目的以外に、なにか惹かれるものがあるようです。今、女性たちはなぜパワースポットや神社に惹かれるんでしょう?

木戸:全国いたるところに神社が存在すると思いますが、神社は古来、集落の真ん中にあり、人々が集まる場所に生まれました。地域共同体に「一体性を与えるチカラ」の源だったんです。神社の背景には、それぞれの地域が生み出した神話があり、当時を生きる人々にとって世の中と自分との関係性は、この神話という「物語」で結びついていました。

 一方で現代社会では、自然や人間、地域社会、職場、家族といった共同体における個人の関係が多様化・複雑化・無機質化することで「意味の喪失」がおこり、無意識的に「結びつき」を取り戻すことで、自分の生きる意味(自分にとっての物語)を取り戻したいというような潜在的欲求が湧き上がっているのかもしれませんね。

吉田:他者との「結びつき」を知らず知らず求めている……ということでしょうか。

木戸:神社は天と人、天と地(自然)を結ぶ媒介的な役割を果たす空間と古来から考えられ、その働きを「マツリ」と呼び、間(マ)を繋(ツな)ぐ理(ことわリ)という意味が、その言葉の音に秘められているかもしれませんね。

 ちなみに「結びつき」や「つながり」というのは、神道の用語の「産霊(むすひ)」と書くんですよ。「産霊(むすひ)」は、何かが「結びつく」ことによって「新たなものが生み出される」という意味があります。人との「出会い」や、そこから生じる「出来事」もすべて「むすび」によって起こるものと神道の世界観ではとらえます。

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Profile
木戸寛孝
(株)umariのコンセプターとして、丸の内朝大学の講師、雑誌DiscoverJapanの「ニッポン西遊記」などのプロジェクトを通じて日本神話の世界を分かりやすく伝える仕事に参画。(株)電通を退職後、4年間、農業を営む経験もあり、現在は国際NGO世界連邦運動協会の常務理事も務める。

吉田明乎(よしだ・あきこ)
1973年生まれ。日経ウーマンなどの女性誌を中心に執筆するフリーライター。神社仏閣巡りが趣味。『こころ安らぐ「仏教女子」入門』(洋泉社)に共著者として参加。執筆のために高野山に取材に行き、すっかり空海ファンになった。
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