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Woman of the yearヒストリー

未開拓の道を切り開く女性たち

2010年11月30日

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 日経WOMANが、今年各界で最も活躍した女性を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー 2011」。発表は来月12/6(月)と、間近に迫ってきました。働く女性のロールモデルとなる受賞者の方々は、一体どのようにキャリアを積み重ねてこられたのか。今年の発表を目前に、昨年の受賞者を振り返ってみたいと思います。

リーダー部門 総合2位

30代女性3人に1人がチェック 超人気! 総合レシピサイトの立役者
広告収入を生む企画を立案 上場への道を切り開いた

 夕方4時過ぎ、皆が夕食の献立を考え始める時間にアクセスの集中するレシピサイトがある。月間のユニークユーザー数816万人、月間ページビュー3億9861万、掲載レシピ数65万品という絶対的人気を誇るサイト「クックパッド」だ(※数字は09年10月のもの)。

 クックパッドの始まりは98年。大学卒業後すぐに起業した佐野陽光社長が、「料理が楽しみになるきっかけを提供したい」とレシピ投稿・検索サービスを開始した。すぐに一部の料理好きから支持を集めたが、収益システムが確立されておらず、利益はわずか。この状況を一変させ、収益を確保するサービスを確立し、09年7月クックパッドの東証マザーズ上場を後押ししたのが小竹貴子さんだ。

社員4人、月給5万円から成長への道筋をつけた

クックパッド株式会社
執行役 編集部 編集長
小竹貴子さん(37歳)

 04年、小竹さんは友人の紹介で知り合った佐野社長に誘われクックパッドに転職した。当時、スタッフは社長とエンジニア、メルマガ担当と小竹さんの4人だけ。月給は5万円。副業の収入でなんとかクックパッドを運営している状況だった。「サーバーを買うお金すらなくて驚愕しました」と小竹さんは笑う。わずかな広告案件はあったが、利益を生み出す仕組みが整っていなかった。

 そもそも佐野社長は「ユーザーが料理を楽しむ邪魔になる」という広告反対派。「ならば、ユーザーの料理が楽しくなる広告を作りましょうよ」と小竹さんが説得。佐野社長と一緒に広告会社へ行き、クックパッドへ広告を呼び込んでもらおうとプレゼンして回った。

クックパッド」は『女性サイト比較調査2008』(サイボウズ・メディアアンドテクノロジー調査)によると、ニッセンや@cosme、ウィメンズパークなど名だたるサイトを抑えてユーザーの総合評価第1位。定期利用率、再利用意向度、役立ち度の高さが際立っていた

 日本の食品メーカーの広告宣伝費は年間3000億円ともいわれる。そのわずかでもクックパッドへ持ち込みたいと小竹さんは努力したが、商品力、営業力とも弱く広告事業はなかなか拡大しなかった。そんなとき、取引のあった企業が実施したレシピコンテストで、「こんな調味料の使い方もあるんですね。料理のバリエーションが広がりました」というユーザーの声を発見。「これは面白い。ユーザーもメーカーも喜ぶ広告商品が作れるはず!」と思いつく。

 特定の調味料、調理器具を使ったレシピをコンテスト形式で募る。普通は応募レシピを審査して順位を決めて終わりだが、小竹さんは応募レシピをすべてサイトに掲載し、ユーザー同士が対話できるシステムとした。クライアント、ユーザー、クックパッドの3社が共にWIN-WINの関係となる理想的なスタイル。課題だった営業力も、小竹さんがあるパーティーで出会った森下満成さん(現クックパッド執行役・広告事業部門長)を「この人だ!」と思いその場で入社を説得。強力な助っ人を得て克服の道筋をつけた。以来、企画は小竹さん、営業は森下さんと強力コンビで業績はどんどん拡大。旭化成ホームプロダクツ、松下電器産業(当時)、エバラ食品、アサヒビールと大手メーカーの契約が次々決まり、レシピコンテストの受注金額は、04年からたった5年で105倍、クライアント数は21倍となり、同社の売り上げの55%を占めるマーケティング支援事業の中核を築いた。

営業職から専業主婦、アルバイトを経て上場企業役員へ
72年石川県金沢市生まれ。96年に関西学院大学卒業後、日本オートリース(当時)入社。
多忙な毎日に体調を崩し退社。金沢の実家へ戻る。97年金沢大学医学部研究室の秘書。
26歳で結婚、専業主婦。夫の仕事で東京へ転居。家事の合間に、派遣社員として働く(事務職)。
ウェブディレクター養成学校に半年通い、ウェブ関係の仕事を目指す。
01年ウェブ制作会社インターアクト・クリエイティブ(当時)に社長秘書として入社。
02年博報堂アイ・スタジオに、アルバイト入社。04年5月クックパッド入社。
06年5月編集部門長、08年7月 執行役就任。34歳で再婚。09年3月に36歳で長女を出産。
09年7月東証マザーズ上場
「キャリアチャート」横軸は年齢、縦軸はハッピー度を表す。
各期間の名前は以下を表す(慶応大学大学院教授・高橋俊介さんによる)
●模索期/  がむしゃらないしは試行錯誤というイメージ
●絞り込み期/特定の分野や専門性に絞り込む
●拡張期/  キャリアの幅を広げる、新しいことにチャレンジする
●停滞期/  繰り返し、マンネリ、というイメージ
●試練期/  うまくいかないことが続く、落ち込む、
       成果が何も出ずに空回りする、人間関係などで干されるなど
●バランス期/私生活充実、あるいは私生活関係のウエイトが高く、
       仕事のウエイトを低めたとき、専業主婦の時期、出産・育児期など
●充電期/  留学など主として後のキャリアのためになるインプットの時期

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