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水木しげるさん追悼~「昭和の専業主婦 ゲゲゲの女房」になぜ女子たちは憧れたのか?

2015年11月30日

『ゲゲゲの女房』人気から見た婚活疲れ女子を襲うネオ専業主婦ブーム

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 『ゲゲゲの鬼太郎』などの作品で知られる漫画家・水木しげるさんの訃報が届きました。水木さん夫妻をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が高視聴率をマーク、仕事に打ち込む夫を支えるおおらかな妻の姿が、読者世代のココロを掴んだこともありました。『ゲゲゲの女房』人気を取り上げた当時の記事(2010年10月19日掲載)をお届けいたします。

「ゲゲゲの女房」が高視聴率のうちに終了! いつもの朝ドラと違って、20代、30代女性の支持を受けたことが珍しく、私のところにも「なぜ今若い女性たちがゲゲゲの女房にあこがれるのか?」という取材がたくさんきました。

なぜ今、「昭和の専業主婦 ゲゲゲの女房」にあこがれるのか?

「貧しくても、シンプルな愛のある夫婦としての幸せ」「二人を取り囲む暖かな人と人との絆」「お見合い結婚ではぐくむ愛」。この3つ+「夫は成功するとわかっている安心感…だって水木しげるだもんね」が今、女性たちが“ゲゲゲの女房”にあこがれる理由じゃないかと思っているのです。だって、尽くしても成功しない夫ではただの「だめんず」で、女性たちの支持はあまり得られないでしょう。

 最近のゲゲゲブームやら専業主婦ブームを見ると、みんな「手に入れてしまった自由」に疲れているんだなぁと思います。今はいつ、誰と結婚しようと自由。自分で稼いだお金を自分が使うことも自由。子供を産むか産まないかも自由。夫に従わなくてもよい。むしろ「リードして」という男子を持て余し気味なのでは?

 しかし、その自由には責任が伴います。結果、幸せになっても不幸になっても、誰にも責任転嫁はできないのです。以前友人が「“いいなずけ”がいればよかったなあ」と言っていましたが、その理由は、「いいなづけがステキな人なら結婚すればいいし、もし結婚して不幸になっても自分のせいじゃないから」。一方、ゲゲゲの女房夫婦はいいなずけではありませんが、自らの意思で出会う恋愛結婚ではなく、他者の意思で引き合わされるお見合いで5日で結婚しています。この「結婚してから愛をはぐくむ」姿が新鮮と、婚活疲れの女子たちの間では「お見合い結婚もいいか…」という空気が広がっているようです。この現象は裏を返せば、「自分じゃない誰かが結婚相手を決めてくれる。自分で決断して自分で責任をとらなくていい」ことへのあこがれなのではないでしょうか。

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白河桃子
白河桃子(しらかわ とうこ)
ジャーナリスト&ライター。慶応義塾大学卒。東京生まれ。家族社会学会会員。「婦人公論」「AERA」「プレジデント」「東洋経済オンライン」「日経」新聞サイト、その他多数女性誌に執筆。女性の年代別ライフスタイル、未婚、晩婚、少子化などに関するインタビューがテーマで、その膨大な取材量には定評がある。「婚活時代」(ディスカヴァー21刊)で山田昌弘中央大学教授ととも提唱した「婚活」は2008年度に続き2009年度も流行語大賞にノミネートされるほど世の中に影響力を持つワードとなり、今日も注目されている。公式ブログ
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