ベースメイクの必勝法は、化粧下地の塗り方!
前ページで小森さんの目元メイクの滲みの対処法を紹介したが、そもそもは「崩れない下地を作ることが重要」とSHUNさん。そこで、肌作りの基本となるベースメイクをおさらいしてもらった。
まずは、肌表面を滑らかに整える無色の下地を塗る。ポイントはファンデーションブラシで塗ること。筆は顔の中央から外へとストロークを長めにして滑らせる。そうすることでムラができにくく化粧崩れしにくくなる。
なお、色々なタイプのブラシがあるが、初心者は毛足が3~4cmと長い平筆の方が使いやすい。また、ナイロン毛の方が台所洗剤で洗えて清潔に保ちやすいのでお薦め。
次に、肌色を均一に補正し、くすみをカバーするコントロールカラーを塗っていく。くすんだ肌色をこれで一度白くすることで、この後に塗っていくベージュのファンデーションがきれいに発色する。コントロールカラーなしにファンデーションを塗ると、その色と濁った地肌の色が混ざり合うので、疲れた肌に見えてしまう。まぶたのくすみもコントロールカラーでカバーしよう。
小森さんのメイクにはリキッドファンデーションを使用。30秒程度で乾き伸びにくくなるので、これもパレットなどに載せブラシで肌に塗る。ベースメイクをしっかりしているので量は少しでOK。ベースメイク化粧品の量とファンデーションの量は2対1のイメージで。
ファンデーションも下地と同じように内側から外側へとブラシでなでるように塗る。その後、スタンプを押すような要領でファンデーションをスポンジで押さえ肌に密着させていく。これにより色浮きが抑えられ、余計な油分もスポンジに吸われるので化粧崩れしにくくなる。
目元周りは、ファンデーションを塗るとよれてしまうため、ファンデーションを塗らずコンシーラーのみで仕上げよう。まぶた、目の下側、目尻に、コンシーラーを載せながら丁寧に塗る。小鼻やほうれい線、唇の縁もコンシーラーでつぶしていく。