ベースメイクの必勝法は、化粧下地の塗り方!

 前ページで小森さんの目元メイクの滲みの対処法を紹介したが、そもそもは「崩れない下地を作ることが重要」とSHUNさん。そこで、肌作りの基本となるベースメイクをおさらいしてもらった。

 まずは、肌表面を滑らかに整える無色の下地を塗る。ポイントはファンデーションブラシで塗ること。筆は顔の中央から外へとストロークを長めにして滑らせる。そうすることでムラができにくく化粧崩れしにくくなる。

 なお、色々なタイプのブラシがあるが、初心者は毛足が3~4cmと長い平筆の方が使いやすい。また、ナイロン毛の方が台所洗剤で洗えて清潔に保ちやすいのでお薦め。

リキッドやクリーム状のベースメイク用化粧品は手に載せると体温ですぐ乾いてしまうので、パレットやスパチュラに出す。これをファンデーションブラシで塗っていく。
リキッドやクリーム状のベースメイク用化粧品は手に載せると体温ですぐ乾いてしまうので、パレットやスパチュラに出す。これをファンデーションブラシで塗っていく。
顔の中心部となる、左右の目元と口元をつないだ逆トライアングルゾーンに、透明な毛穴カバー用のベースメイク化粧品を塗る。毛穴、細かいシワなど年齢が出やすい部分を先にふさぐことでこれらの部分が明るくなり、次の下地の効果も上がる。
顔の中心部となる、左右の目元と口元をつないだ逆トライアングルゾーンに、透明な毛穴カバー用のベースメイク化粧品を塗る。毛穴、細かいシワなど年齢が出やすい部分を先にふさぐことでこれらの部分が明るくなり、次の下地の効果も上がる。

 次に、肌色を均一に補正し、くすみをカバーするコントロールカラーを塗っていく。くすんだ肌色をこれで一度白くすることで、この後に塗っていくベージュのファンデーションがきれいに発色する。コントロールカラーなしにファンデーションを塗ると、その色と濁った地肌の色が混ざり合うので、疲れた肌に見えてしまう。まぶたのくすみもコントロールカラーでカバーしよう。

コントロールカラーはピンクがどんな人も使える万能色。ファンデーションブラシを習字の筆を持つような感覚で持ち、コントロールカラーを塗っていく。この後ファンデーションを塗るので、明る過ぎるぐらいの状態でOK。
コントロールカラーはピンクがどんな人も使える万能色。ファンデーションブラシを習字の筆を持つような感覚で持ち、コントロールカラーを塗っていく。この後ファンデーションを塗るので、明る過ぎるぐらいの状態でOK。
コントロールカラーはピンクがどんな人も使える万能色。ファンデーションブラシを習字の筆を持つような感覚で持ち、コントロールカラーを塗っていく。この後ファンデーションを塗るので、明る過ぎるぐらいの状態でOK。

 小森さんのメイクにはリキッドファンデーションを使用。30秒程度で乾き伸びにくくなるので、これもパレットなどに載せブラシで肌に塗る。ベースメイクをしっかりしているので量は少しでOK。ベースメイク化粧品の量とファンデーションの量は2対1のイメージで。

 ファンデーションも下地と同じように内側から外側へとブラシでなでるように塗る。その後、スタンプを押すような要領でファンデーションをスポンジで押さえ肌に密着させていく。これにより色浮きが抑えられ、余計な油分もスポンジに吸われるので化粧崩れしにくくなる。

 目元周りは、ファンデーションを塗るとよれてしまうため、ファンデーションを塗らずコンシーラーのみで仕上げよう。まぶた、目の下側、目尻に、コンシーラーを載せながら丁寧に塗る。小鼻やほうれい線、唇の縁もコンシーラーでつぶしていく。

ファンデーションは首とあごの境目のフェイスラインに載せて、自分に合う色を探そう。この場合は、右側のファンデが肌の色に合っているもの。
ファンデーションは首とあごの境目のフェイスラインに載せて、自分に合う色を探そう。この場合は、右側のファンデが肌の色に合っているもの。
ファンデーションをブラシで塗った後は、スポンジで整える。スポンジは大きい方がムラができにくくより肌に密着しやすいのでベター。なお、ファンデーションブラシは最初の下地工程からファンデーションまで1本のブラシを洗わず利用してOK。
ファンデーションをブラシで塗った後は、スポンジで整える。スポンジは大きい方がムラができにくくより肌に密着しやすいのでベター。なお、ファンデーションブラシは最初の下地工程からファンデーションまで1本のブラシを洗わず利用してOK。
最後に小さじ1杯分ぐらいのフェイスパウダーをブラシで顔全体に載せ、これまでのベースメイクを固定させていこう。目元の滲みを防ぐためには、多めにパウダーを載せよう。艶肌感を維持するには、パール入りパウダーがお薦め。動物の毛は肌に艶を出してくれるので、フェイスパウダーのブラシは天然毛のものを使用したい。
最後に小さじ1杯分ぐらいのフェイスパウダーをブラシで顔全体に載せ、これまでのベースメイクを固定させていこう。目元の滲みを防ぐためには、多めにパウダーを載せよう。艶肌感を維持するには、パール入りパウダーがお薦め。動物の毛は肌に艶を出してくれるので、フェイスパウダーのブラシは天然毛のものを使用したい。