ただし、トリートメントオイルを湯に直接入れると、湯とオイルが分離してしまう。「お薦めは、ホホバオイルなどのキャリアオイルと精油を混ぜてトリートメントオイルを作り、肌に塗ってから入浴する方法(下記参照)。毛穴が開き、成分が肌から染み込みやすくなり、肌表面の脂分とオイルが乳化して肌に良くなじむ。トリートメントオイルを湯と一緒に容器で混ぜてから入れる方法も(下記参照)」(宮川さん)。

 香りの選び方は、好きな香りが一番。「いくら鎮静作用があっても、嫌いな香りだと脳に神経情報として伝わらず効果が期待できない」(宮川さん)。迷ったらリラックスに向くラベンダー、マジョラム、ゼラニウムなどを試してみよう。

簡単にできるアロマオイル入浴の方法

1. トリートメントオイルを作り、体に塗ってから湯に入る
体を洗った後、全身にトリートメントオイルを塗ってマッサージしてから入浴する。毛穴が開き、精油成分が吸収されやすい。体のコリもほぐれて入浴後は肌もしっとり。入浴後、浴槽はよく洗って。

2. トリートメントオイルを少量の湯を入れた容器に入れよく振ってから浴槽に入れる
キャリアオイル10mlに精油2~6滴(1%濃度)を加えたトリートメントオイルを、少量の湯を入れた容器(ペットボトルなど)に入れて、シャカシャカと振り混ぜてから浴槽に入れる。「湯でマッサージしながら入浴すると肌に油がよくなじむ」(宮川さん)。

※精油は、直接肌には塗らず、キャリアオイルと混ぜて使う。精油を使う際、肌の弱い人は事前にパッチテストを。また柑橘系の精油は肌に残った状態で日光に当たるとシミやかゆみの原因になるので注意
※精油は、直接肌には塗らず、キャリアオイルと混ぜて使う。精油を使う際、肌の弱い人は事前にパッチテストを。また柑橘系の精油は肌に残った状態で日光に当たるとシミやかゆみの原因になるので注意
トリートメントオイル+αで美肌&温め効果アップ!
トリートメントオイルを色々な基材と合わせると効果がアップ。「保湿目的なら牛乳500ml~1Lと混ぜて湯に入れると、牛乳の油分で乳化しやすくなって肌もしっとり。岩塩などを合わせると体がぽかぽか温まる。米ぬかと混ぜたものを布などに包み、湯に入れると美肌に効果的」(宮川さん)。