1日、どのくらいスマホを見ていますか? 昨今の生活は、仕事でもプライベートでも、パソコンに向かう時間が長くなり、スマホを見る時間が長くなる傾向にあります。1日の大半を「オフィスでパソコン作業」で過ごす人も少なくないと思いますが、オフィスでの座り姿勢が体に及ぼす影響は大きく、肩こり、腰痛をはじめ、むくみ、胃腸の不調など、様々な形で表れます。
 まず、あなたの「座り姿勢」をチェック! タイプ別の不調の改善法で、体を整えましょう。(KIZUカイロプラクティック・木津直昭院長にうかがいました)

 みなさん、デスクワークが中心の仕事で、一日5時間以上は当たり前、10時間以上のパソコン使用も珍しくないようです。一日の大半を過ごす「オフィスでの座り姿勢」が及ぼす影響は、計り知れません。

 頭痛、肩こり、腰痛、背中の痛み、手や腕の痛みやしびれ、腕が上がらない、足の痛みやしびれ、むくみ、胃腸の不調(便秘や下痢)、生理痛等の症状で悩み、来院される方が後を絶たないのです。長年の臨床の現場では、ここ数年は特にその傾向が悪化していると感じます。

 また、これら症状の原因になる姿勢は…見た目も良く無いもの。みなさんも同じ印象をお持ちだと思いますが、不調をきたす姿勢は、オフィスで見かけると「格好良くもなく」「美しくない」姿勢なのです。

私が考えている姿勢の定義

美しい姿勢身体に負担が無い=痛み等の症状がでにくい状態

格好悪い姿勢身体への負担が大きい=痛み等の症状の原因を作る

 美しい姿勢は自分の身体を重力から守っています。逆に、格好悪い姿勢は重力に負けてしまい、身体の至る所の組織(筋肉、関節、内蔵など)に負担をかけているのです。

 そこで座り方診断を行い、あなたが日頃どんな風に座ってデスクワークを行っていると、一度チェックしてみましょう。さらに、それぞれの座り方がもたらす不調と、それを改善できるとても簡単なメソッドを紹介したいと思います。

*どこかに痛みや違和感がある場合は無理しないでください。
*エクササイズ中に痛みや違和感をある場合、体操を中止し、専門医かカイロプラクターにみてもらいましょう。

◆あなたのタイプを診断!

A〜Eで、当てはまるものをクリックしてください。

A.背中座り
背中に重心を置いて座っている。腰が丸くなっているケースが多い


B.チョコン座り
椅子に浅く、ちょこんと座り、背もたれと背中にかなり距離がある


C.ボディースリップ座り
片ひじやほおづえをついてバランスをとっている


D.猫背座り
画面にのめり込むように背中が丸く前肩になって座っている


E.スフィンクス座り
背中は真っ直ぐだけど上体が前傾。肩が上がっている

(画像提供:KIZUカイロプラクティック)