エイジングケア(年齢相応のケア)の基本といえば、「バランスの良い食生活」と「適度な運動」というのが定番。ところが、近年新たなキーワードが注目されています。それが、本シリーズのタイトルにもある「ごきげん力」。ポジティブに、幸せな気持ちで毎日を過ごすことは、美しく年齢を重ねていく秘訣とも言われ、まさに”幸せを感じ取れる力”こそが「ごきげん力」なのです。今回の連載では、「ごきげん力」の高め方や、ごきげんな毎日を過ごすために重要な「瞳に関する新常識」をご紹介します。

笑う門には“美”が来たる

 あなたは、「ごきげん」ですか?

 Yesと答えられるのは、幸せな人。正確には、幸せを感じ取れる力を持っている人、と言えます。実はこの力こそが、エイジングケアのカギを握っているのをご存じでしょうか。

 幸せを感じ取れる力=「ごきげん力」のある人に共通するのは、若々しさです。つねに前向きでいるから、心が老化しない。そして心の老けない人は、外見も身体の年齢も若いという相関があります。つまり「ごきげん力」を高めることは、心身の健康だけでなく、見た目のエイジングケアにも直結するということ。まさに、「笑う門には“美”が来たる」というわけです。


*出典:Diener and Chan (2011). Happy people live longer: subjective wellbeing contributes to health and longevity. Applied Psychology: Health and Wellbeing, 3(1), 1-43

ごきげんもフキゲンも自分次第

 「ごきげん力」のいいところは、自分の意思で選べる点です。上司に叱られたり仕事で失敗したりしても、ただ落ち込むのではなく、「自分の悪いところが分かって良かった」「次こそは成功させよう」と前向きに捉えてみる。たとえフキゲンなときでも、あえて笑ってみる。こうした意識の持ち方一つで、どんな状態でもごきげんになることはできるのです。

 事実、楽しくなくても口角を上げ笑顔をつくると、ドーパミン(快楽物質)が活性化することはよく知られています。脳から見れば、「楽しいから笑う」ではなく「笑うから楽しい」というのが正解なのです。

 ごきげんな人は、よく笑います。それは、いつでも笑顔を心がけているから、ごきげんなのだともいえるでしょう。ここに、「ごきげん力」を磨く秘訣がありそうです。

「ごきげん力UP Labo」始動!

 美しく年齢を重ねるカギ 「ごきげん力」のパワーに着目し、ボシュロム・ジャパンでは「朝の瞳からごきげん力UP Labo」というスペシャルサイトをオープン。ごきげんをもたらす様々なライフスタイルのアイディアや、瞳からごきげん力をアップすることの重要性を提案しています。サイト内では、ごきげんに年齢を重ねていくためのアイディアや機会を発信する「ごきげん脳プロジェクト」についても紹介。みなさんも「ごきげん力」磨きに、ぜひ活用してみては?