こまめに部屋のお掃除をするのは意外と手間がかかるもの。その悩みを解消してくれるロボット掃除機、パナソニックの最新モデル「RULO(ルーロ) MC-RS800」は、スマホアプリで外出中にお掃除を行える機能が搭載。さらに、3種類の障害物検知センサーと、部屋の特徴点を捉え位置を認識する「カメラセンサー」を新たに搭載し、 部屋の間取りを学習しながら、約2 cm幅の家具の脚まで見分けて家具のキワまできめ細かくお掃除してくれます。IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が、その使い勝手を試してみました。

協力/パナソニック

 “時短家事”をサポートする家電の「新三種の神器」をご存じでしょうか? 食器などの洗い物の手間を省いてくれる「食器洗い乾燥機」、洗濯物をしっかり洗って優しく乾燥してくれる「ドラム式洗濯乾燥機」、そして部屋を自動的に掃除してくれる「ロボット掃除機」です。共働きの家庭では食器洗い乾燥機、ドラム式洗濯乾燥機を導入しているところも多いと思いますが、ここ数年で注目度が急上昇しているのがロボット掃除機です。

 食器洗い乾燥機なら、さっと汚れを落として食器をセットするだけで、後はしまうだけの状態にまでしてくれますし、ドラム式洗濯乾燥機も衣類をたたむだけの状態にまでしてくれます。しかし、「こまめに掃除するのは面倒だけど、ロボット掃除機に任せられるの……?」とお考えの人も多いのではないでしょうか。「家具にぶつかるのが心配」とか、「掃除してほしくない場所が室内にいくつかある」といったお悩みもあるかもしれません。

 そうしたお悩みや不安を解消してくれそうなロボット掃除機がパナソニックから登場しました。それが2017年10月に発売されたばかりの「RULO(ルーロ) MC-RS800」です。独自のAI(人工知能)を搭載し、部屋の間取りを確認しながら効率よく動き回り、家具を避けつつ部屋の隅々まで掃除してくれます。

部屋の間取りを把握し、隅から隅まで効率よく掃除

 「ちゃんと部屋中をくまなく掃除してくれるの?」という疑問には、新搭載の機能がしっかりと応えてくれます。

 新ルーロの魅力は、広い家でも間取りや家具の配置を把握しながら動き回り、フロア全体をくまなく掃除してくれる点にあります。

 その秘密は「カメラセンサー」とAIの組み合わせです。カメラセンサーによるSLAM技術で部屋の天井や壁、角などの特徴的な点を把握しながら部屋の間取り図を作ります。その間取り図に従って部屋中を効率的に動き回るため、最大約120畳(運転時間は最大約100分)もの広い空間を掃除することができます。

本体上部に搭載するカメラセンサーによるSLAM技術で部屋の間取りを検知しています
本体上部に搭載するカメラセンサーによるSLAM技術で部屋の間取りを検知しています

 ただ単純に部屋中をくまなく動き回るだけではありません。ゴミやホコリを検知する独自の「ハウスダスト発見センサー」を搭載しており、ゴミの量によって吸引力や走行パターンを変えてしっかりと掃除してくれます。