Facebook疲れの理由は(Facebookを使用していて「疲れる」「休みたい」「やめたい」と思ったことがある人)
Facebook疲れの理由は(Facebookを使用していて「疲れる」「休みたい」「やめたい」と思ったことがある人)
Facebookの友達や知り合いのリア充投稿を見てイラッとすることはあるか
Facebookの友達や知り合いのリア充投稿を見てイラッとすることはあるか
Facebookに自分の状況を投稿した際、実態よりも“盛った”経験はあるか
Facebookに自分の状況を投稿した際、実態よりも“盛った”経験はあるか

 マーケティングリサーチを手がけるタイムカレントは、ビジネスパーソンのSNS利用に関して調査した結果を発表した。それによると、SNS疲れを実感している人の4割が、「リア充投稿(現実の生活が充実している人による投稿)」からのストレスを原因に挙げている。

 スマートフォンを所有し、「Facebook」を利用(個人アカウントを開設)している20歳代―40歳代の有職男女655人に、Facebookを使っていて「疲れてしまう」「休みたい」「やめたい」と思ったことがあるか聞くと43.7%が「ある」と答えた。その理由としては、「他人のリア充投稿にうんざりしてしまう」(40.2%)が最も多く、2位の「タイムラインに入ってくる情報のチェックが追いつかない」(29.4%)や3位の「常にチェックをしていないと不安になる」(24.5%)を引き離した。

 Facebookで繋がっている友達や知り合いのリア充投稿を見て、イラッとすることが「ある」(「毎回イラッとする」「イラッとすることが多い」「たまにイラッとする」の合計)という回答者は6割以上(62.4%)にのぼった。若い年代でその傾向は高く、20歳代と30歳代は7割近く(それぞれ67.2%と66.8%)が「イラッとする」と答えている。

 リア充投稿でアップされている写真と聞いて、どのような写真をイメージするか尋ねると、「友達の多さ」や「セレブっぽさ」、「盛り上がってる感」を強調したちょっとアピールの強い“盛った”写真が上位に挙げられた。

 自分自身が“盛った”投稿をしたことが「ある」(「よくある」「たまにある」「一度だけある」の合計)という人は半数以上(54.2%)にのぼり、男女別では、男性(63.3%)の方が女性(44.5%)より盛る傾向が強い。

 “盛った”投稿をする場合の盛り具合は、「2割」との回答が群を抜いて多く、全体の平均は2.8割盛りだった。

 最後に、回答者全員に心地よいリア充度合いとはどんなものか聞いたところ、「リア充度50%:そこそこリア充と言える状態」に回答が最も集中し、約半数(45.5%)を占めた。

■関連情報
・タイムカレントのWebサイト times-current.co.jp/

取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント