意志が弱い、面倒くさい、やる気が起きない…。そんなダラダラ気分を一瞬で変える簡単ルーティンを紹介。早速、今日から試してみて!

変化を恐れる脳をルーティンで上手にだます

 「やるべきことを後回しにし、ダラダラ過ごしてしまう…」。そんな女子におすすめなのが「ルーティン」だと話すのは、メンタルコーチの大平信孝さん。

 「ダラダラしてしまう自分を変えられないのは、脳が本能的に変化を恐れ、行動にブレーキをかけているから。だからこそ、簡単にできるルーティンで脳をだまして、“ダラダラ習慣”を少しずつ“すぐやる習慣”に変えていくことが大切です」。

 さらに、「目の前のことに集中するには、適度な緊張感も必要」だと言う。「自分にプレッシャーをかけて緊張感を高め、緩んだ気持ちを上手に切り替えるルーティンも実践しましょう」。

 ON・OFF別に今日からできるルーティンを紹介。今年こそ、「すぐやる女子」に変身!

(C)PIXTA
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ON

お悩み・01/嫌なことがあり、やる気が一気にダウン…

⇒ 切り替えるルーティン
トイレに行って手を洗う
取引先からのクレームなど、嫌なことがあったときはトイレに行くのがおすすめ。負の感情が生まれた空間から離れると、気持ちが切り替わる。手を洗い、嫌な気持ちも洗い流して。

お悩み・02/企画書や報告書作成をつい後回しにしてしまう

⇒ 取りかかるルーティン
とりあえず仮のタイトルや日付を書く
書類作成が進まないときは、日付やタイトルなど、頭を使わずに書けるところから書いていこう。「脳は空白を埋めようとする性質があるので、いったん書き始めるとサクサク業務が進みますよ」。

お悩み・03/締め切りが先の仕事はなかなか手を付けられない

⇒ 高めるルーティン
始める日と終える日、2つの締め切りを手帳に
いつも締め切りギリギリまで提出物に手を付けないタイプの人は、手帳に「業務に取りかかる日」と「終える日」の2つの締め切りを書くといい。「始める日が明確になるだけで、後回しグセが改善!」。

お悩み・04/上司が終日不在で気持ちがだらける

⇒ 高めるルーティン
翌日までにやることを上司に宣言しておく
上司が出張などで終日不在だと、ついだらけてしまう。そんなときは、「明後日までに○○を提出します」とあらかじめ上司に宣言しておき、気を引き締めて。「残業しない」など、退社時間を決めるのも◎。

お悩み・05/彼と喧嘩して仕事に集中できない

⇒ 切り替えるルーティン
ノートに気持ちを書き出して机の中にしまう
プライベートの悩みが頭から離れないときは、不安や心配事を紙に書き出し、カバンや机の中にしまって。「“見える化”した上で視界から消すと、いったん意識から離れ、目の前の仕事に集中できます」。

この人に聞きました
大平信孝さん
アンカリング・イノベーション
代表取締役

最新脳科学とアドラー心理学とを組み合わせた独自の「行動イノベーション」で、5500人以上の目標実現をサポート。近著は『ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣』(サンクチュアリ出版)。 大平信孝【公式】メールマガジン

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