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日経WOMAN 最新号の読みどころ

4カ国女性経営者ホンネ座談会!【日経WOMAN16年1月号】

2015年12月9日

お悩み解消法は世界共通!?

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 今秋、大阪で世界各国から年商1億円以上の若手企業家が集うEO Osaka Global Universityと題するイベントが行われた。EOとは、起業家機構(Entrepreneurs’ Oraganization)の略で、会員数は、48カ国約1万1000人。起業家の組織としては、世界最大規模だ。

 EOでは毎月、世界各地の支部ごとに、フォーラムと呼ばれる勉強会を行いながら、半年に一度、国や地域を超えて経営者同士が本音で語り合う“ユニバーシティ”を開催。支部のある都市に集まり、5日間にわたって経営や生き方を学び合う。

 「経営者同士が、事業の拡大発展だけではなく、人としても成長し、よりよきリーダーとなることを目標としています。事業の失敗談をシェアしたり、家族の中での役割を考えたり、社会貢献について語り合ったりと様々なテーマを扱います。その際、お互いに批判し合わないのがルール。個人を尊重し、事実だけを伝え合うことで、多様な視点を学ぶことができるのです」とEO代表(Global Chairman)のGilbèrto Crombèさんは語る。

 現在、EOの中での女性経営者の割合は12%。イベントの合間に、EO会員の4人の女性起業家に仕事や生き方について、話を聞いた。

右からアズラ(Azra Kertmeliogluトルコ)幼稚園を経営、既婚。マーシャ(Marsha Rallsアメリカ)アートギャラリーを経営、2児の母。シエラ(Shiella Ramosフィリピン)食品関連会社を経営、3児の母。記者。ビビアン(Vivienne van Eijkelenborgオランダ)ベビー用品の会社を経営、1児の母

Q.経営者同士の勉強会に参加する理由は?

マーシャ EOに入って、20年です。参加し続けているのは、同じ立場の友人たちからたくさん学ぶことができるから。それにオフィスや家から離れた場に一人で行くことは、リフレッシュにもなるんです。

シエラ フィリピンでもまだまだ女性起業家が少ないので、国を超えて仲間ができることが嬉しいですね。帰国後に、自分の経験をほかの起業家にもシェアできればと思っています。

ビビアン 仕事だけではなく、家族についてなど幅広いテーマで話ができるので、気付きが多くて、とても満足感が高いわ。

アズラ 様々な業界の経営者の話を聞く時間がインスピレーションになっているわ。

Q.忙しい毎日を乗り切る秘訣は?

ビビアン 自分が25歳だと思い込むことかしら!(全員で大笑い)

アズラ 時間管理がすべてだと思うわ。

シエラ 常に物事の優先順位をつけることね。私の場合は家族と仕事が最優先。だから、今は大好きな美術館めぐりはやめて、3人の子育てや、EOへの参加など仕事へのエネルギーをもらえることに時間を使っています。「美術館に行くのをやめる」という自制心が働くのは、本当に情熱を傾けられる好きな仕事ができているから。

マーシャ 年齢とともに、部下に仕事を任せることを学んだというのも大きいわね。少しずつ自分の時間を捻出できるようになったわ。ただ、こうなるまではとにかくがむしゃらだった。ほとんど寝られない時期もあったから今があるのね。先日、息子から思いがけず手紙をもらったの。「どんな困難があっても、僕は母さんの子どもだから乗り越えられると思う」という内容だったのだけれど、子供は見ていてくれたんだと思ったら、涙が止まらなかったわ。

Q.部下に思うように働いてもらうには?

アズラ 私の職場は幼稚園ということもあって、女性が多いの。従業員だけでなく、子供の母親との対応の問題もあるわ。正直、女性同士って難しい。でも、常に自分が模範を見せることを心がけている。そして、従業員と同じ目線でいること。決して自分が上だと思わずに、同じことを行い、ひとつの目標に向けて一緒に頑張る姿勢を見せているわ。

マーシャ 私もオフィスに100人以上の女性がいるけれど、まず自分が見本になるようにしています。そして、全員が自分の娘だと思うようにしているの。会社を起業する前、オークションハウスのサザビーズで働いていたことがあるのだけれど、上司の女性が、常に上から目線で見下されていたのが嫌だった。彼女は賢い人で仕事ができたのだけれど。今はそれが反面教師になっているわ。
 社員に若い人が多いので「家族のように何でも質問して」と言って社長室のドアも開けっ放しよ(笑)

ビビアン 部下に100%働いてもらうために、自分は150%働くようにしています。いつも自分のアクションが社員たちにどういった影響を与えるかを考えています。

シエラ 私の会社は男女比がちょうど50%ずつ。常に明確なビジョンを示して、分かりやすい言葉で伝えるように心がけています。

Q.美の秘訣は?

アズラ ヨガとピラティスをしています。あと、心から元気になれるのは、チャリティー活動をすることかしら。人に喜ばれるととても幸せな気持ちになるわ。

マーシャ ヨガを習慣にしているわ。年に必ず2週間はハイキングとヨガのための休暇を取っているの。今度みんなでインドでヨガはどう?

ビビアン ダンスが好きなのだけれど、今は膝を怪我して運動できないの。だから今はエクササイズで心のバランスをとることはあきらめて、旦那や子どもと離れて(笑)ひとりの時間を持つことでリフレッシュしているわ。

シエラ 週に3回自宅でヨガをしています。犬の散歩をして頭の中を空っぽにすることもあるわ。

Q.自分のための時間の捻出方法は?

4人、口を揃えて、「あらかじめきっちりスケジュールに組み込んでおいて確保!」

Q.イライラしたときの対処方法は?

シエラ もともととても短気なのだけれど、イライラしたら、10秒間深呼吸をして、すぐにリアクションしないように気を付けています。

ビビアン 私は理性的なので爆発はしないタイプなの。性格ね。夜の晩酌でその日の疲れは取れるわ。

マーシャ オフィスの周りを散歩して頭を冷やす!

アズラ 会社ではなるべく平常心を保つように心掛け…帰宅後、夫に話してクールダウンし、お酒を一杯飲む(笑)

Q.今後の夢は?

マーシャ 起業家を育成する学校を非営利で始めたい。アメリカでは私立に行けず、公立の学校に通っている子も多いのだけれど教育の質が低下しているという問題があるの。起業家を育て、多くのメンバーをEOの会員にしたいわ!

ビビアン できれば、また学生になって勉強したい。何をするかは決めていないけれど、学ぶことが好きなので大学院に通って博士号を取りたいわね。

シエラ 女性起業家のために役に立つ何かをしたいと思っています。

アズラ 最近、社会に貢献することが自分の幸福感と満足度につながると気が付いたの。今後はチャリティー団体をさらに大きくしていきたいと思っています。

【感想】
4人の中には初対面の方たちもいましたが、座談会開始から1分もしないうちに大盛り上がり。「聞く&話す」をバランスよく繰り広げるコミュニケーション力におまかせして、座談会はぐいぐい進行しました。働く女性としての悩みやストレス解消法には、国の違いを感じないほど多くの共通点が。世界に仲間がたくさんいるのだと嬉しい気持ちになりました。

取材・文/福島哉香(日経トップリーダー編集部)

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