ファストファッションの安い洋服や傷んだバッグ…。捨てるしかないと思っていたものも、実は上手に売るコツが! ネットオークションのプロに、「不用品を売ってお金にするコツ」を教わりました。

不用品を売ったお金は“投資資金”に回して

 大掃除で出てきた不用品。できればゴミにせずにお金に換えたいもの。ネットオークション歴12年で、オールアバウトのネットオークションガイドを務める川崎さちえさんは、「ネットフリマやオークションなど、ネットで売るのがおすすめ」とアドバイスする。

 リサイクルショップなら、モノを持っていってその場で買い取ってもらうだけで手軽だが、ショップの利益分、買い取り額は安くなる。「一方、買いたい人と直接取引できるネットフリマやオークションは、相手が買ってくれる金額がそのまま収入になります。買い手が多いから、『え、こんなものも?』というような、意外なものまで売れてしまうことも」。

 例えば、1枚1000円程度で買ったファストファッションの洋服や、ほつれてボロボロになったブランドバッグ、壊れたデジカメ…。リサイクルショップでは買い取り不可のアイテムも、「欲しい人はいます」と川崎さん。そして、ワザを教えてくれた。

 さらに川崎さんが提案するのは、売ったお金を有効に活用すること。「例えば投資信託を買うなど、運用に回してはどうでしょう。投資は“余剰資金”で始めるべき。不用品を売って得たお金は、まさに余剰資金。“未来に備える資金”をつくると思うと、モノを手放すのも惜しくないし、売る手間も面

まずはチェック!
「売る場所」はこの3つから

01. オークション代行業

 「セルクル」(http://cercle-auc.com/)に代表される、オークション代行業は、「自分で写真を撮って出品するのが面倒という初心者におすすめ」。箱に不用品を詰めて送ったら、業者がオークションサイトにアップして売ってくれる。

02. ネットオークション

 インターネット上で商品をオークション形式で売買するサービス。「欲しい人が複数いれば商品の値段が上がります。ノベルティーグッズや傷がついたアイテムなど、“ワケあり”商品も売れます」。利用者は女性よりも男性が多い傾向。

ヤフオク!
http://auctions.yahoo.co.jp/

ユーザー数、出品数が日本最大級。月410円の会費、商品が落札された場合5.4%の手数料がかかる。「家電や家具が売れやすい」。

モバオク
http://www.mbok.jp/

月会費324円で、落札手数料がかからないため、若い利用者が多い。入会1カ月目の会費無料キャンペーンで加入するとおトク。

03. ネットフリマ

 オークションと違い、自分の設定した価格で取引する。「女性ユーザーが多いので、女性用アイテムを売るのにピッタリ」。通勤服はOLがチェックする通勤時間、子供服なら主婦層がチェックする平日午後など、出品時間に工夫を。

メルカリ
(App Store、Google Playともに無料)

2000万ダウンロードを超え、現在最も利用されているフリマアプリ。1日の出品数は10万点以上。

フリル
(App Store、Google Playともに無料)

日本で初めてフリマアプリを開始したサービス。ファッション向けアイテムが主な取引商品。