貯金が少ないうちから投資を始めてOK? 月々の貯金&投資額の目安は? 月収とライフスタイル別に、きちんと貯めて、賢く増やすための「お金のルール」を教えます。

少額でも投資を始めて賢くお金を増やそう

 「“人生100年時代”といわれる今、老後のお金は自分でつくる発想が大切」。こう話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。公的年金や退職金だけでは、老後のお金が不足する可能性がある。とはいえ、貯金のみで老後のお金を用意するのは至難の業。そこでおすすめなのが、投資でお金を増やすこと。

 まずは、今の貯金額をざっくり把握しよう。「病気など、いざというときのために最低でも月収の6カ月分は貯金で準備を」。3年以内に必要になるお金も預貯金でキープしたい。

 次に、月収のうち貯金&投資に回すことができる額を見極めよう。月収&ライフスタイル別に金額の目安をまとめたので参考にしてほしい。

 投資は余裕資金で行うのが鉄則だが、一方で「投資は早く始めるほど、複利の効果を得やすい。少額でも、まずは始めてみることが大切ですよ」。

NOBU / PIXTA(ピクスタ)
NOBU / PIXTA(ピクスタ)

(a) すでに十分な貯金がある人は、月収から日々使うお金を引いた分をすべて投資に回そう。ただし手元の余剰資金を一気につぎ込むのはNG。毎月一定額をコツコツ投資に回すのが低リスクでお金を増やすコツ。

(b) 優先すべきは貯金だけれど、超低金利時代ゆえ、貯金だけではほとんどお金が増えない。月々の貯金&投資額のうち2割を投資に回して、“増やす力”をアップしよう。日々のお金のムダ遣いを見直し、貯金&投資に回せる額を増やすことも忘れずに。

手取り月収&ライフスタイル別 貯金&投資額の目安は?

お金の黄金ピラミッド

月収20万円の場合

この人に聞きました
横山光昭さん
家計再生コンサルタント
ファイナンシャルプランナー、マイエフピー代表取締役。独自の家計再生プログラムで1万人以上の赤字家計を再生。著書は『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)ほか。

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