カラダのプロが毎日やっている 朝・昼・夜の「疲れ取り」習慣
CASE1 鍼灸師
鍼灸治療院セラキュア
柆生(くいおい)紗希さん(34歳)
会計事務所を退職後、鍼灸学校に 通って資格を取得。3年前から鍼 灸治療院セラキュアに勤める。
日中はペン先でツボ押し
こまめに凝りをほぐします
「仕事中は中腰でいることが多く、腰や肩が凝りやすい」と言う鍼灸(しんきゅう)師の柆生紗希さん。ツボ押しやお灸、気功といった東洋医学の知識を生かし、肩コリや腰痛を防ぐ。「たかが凝り、と放っておくと慢性的な痛みや他の不調を招くことも。その日のうちに解消することが大切です」。こまめにセルフケアすることで、体の状態に目を向けるきっかけにも。「どこに痛みや違和感があるのかを知ることで、適切なケアができます」。
朝メンテ
目覚めの気功で集中力をアップ
朝は両腕を左右に振る気功法「スワイショウ」で体を目覚めさせる。
日中のセルフケア
ペン先でツボを刺激肩のコリをほぐす
手首の手前にあるツボ「腕骨」をペン先で押し、肩のハリを和らげる。「押してイタ気持ちいいところがツボ。周辺をもんでもOKです」。
夜のセルフケア
骨盤の位置を整えて腰痛を防ぐ
尾てい骨の下に丸めたタオルやクッションを置いてあおむけになり、胸の上で両膝を抱える。「3~5分ほど行うと、腰のハリが緩和されます」。
もぐさの香りが疲れた心まで癒やす
肩の上にお灸を直接貼り、1~2分間温める。「じんわりと肩が温まり、疲れがほぐれます。もぐさの香りには疲れた心を静める効果も」。
取材・文/工藤花衣、写真/小野さやか、工藤朋子
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