忙しいと、どうしても外食や総菜に頼りがちになってしまう働き女子。でも、出費もかさむし、栄養が偏って肌にも悪影響が…。そこでおすすめしたいのが、頑張りすぎない自炊で賢く節約し、お財布に優しく美肌もかなえる食生活。飲み会などの外食費を除いた食費月1.5万円を目指し、自炊で無理なく栄養バランス抜群の食生活を続けるコツ、お教えします!

自炊スタイルの見直しで、節約も美肌も同時にかなえる

 「酒や菓子などの嗜好品や、飲み会などの外食を除く3食の食費が、1人当たり月1.5万円以内なら、ほぼムダがないといえます」と話すのは、節約アドバイザーの丸山晴美さん。食費を抑えるコツは、「無理なく続く自炊スタイルを持つこと」だそう。

 「週末の作り置きなどで平日の自炊がラクに続けば出費は減り、栄養にも気を配れるので、美肌にもつながります」。

 ただし、食費を突然半分に削るなど、無理は禁物。「ストレスで外食に走っては意味がない。最初は気持ち多めの予算を取り、少しずつムダを削って。また、月の予算を5週で分けると◎。日数が少ない週は予算が余るので、予備費にできます」。

 忙しい毎日に上手に自炊を取り入れて、お金をかけずに美肌をかなえよう!

(C)pixta
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食費月1.5万円で節約&美肌をかなえるルール

ルール1●“自炊”は節約&美肌に必要不可欠!
自炊を1日でも多く増やすことが、節約&美肌への近道。「自炊のコストは外食の1/5。お金ではなく手をかければ、確実に大きく節約できます。欲しい栄養素を自由に足せるので、健康&美肌にもよく、いいことずくめ!」。

ルール2●食費は手取り月収の10%以内が目安!
「外食費を除く食費は、1人当たり月1.5万円程度が目安。家族がいても、手取り月収の10%以内に抑えるのが理想的です」。まずは、現在かかっている食材、外食、嗜好品など食費の内訳を整理し、削れる部分を洗い出そう。

ルール3●まとめ買いが基本
ちょこちょこ買い物すると、特売の誘惑につられ、不要な食材を買うリスクも上がる。「買いすぎは、使い切れない食材のムダを作る原因に。必要な食材を数日分まとめ買いし、使い切ってから次の買い物をするのがベスト」。

忙しい働き女子は“都度買い”がベター
急な残業が多いなど、夕食が不規則ならその日に必要なものだけ買う手も。「店を冷蔵庫と考え、買った分を都度使い切ればムダもなし」。

この人に聞きました
丸山晴美さん
節約アドバイザー
ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。旅行代理店、コンビニ店長などを経て、2001年からマネーの専門家として、テレビや雑誌などで幅広く活躍。著書は『ちゃっかりしっかり節約術』(マガジンハウス)など。

取材・文/岩井愛佳、大上ミカ

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