ワーママの一番の悩みは「時間に追われる」こと。実際、ON&OFFの過ごし方はどう変わる? 限られた時間を上手に使うテク、紹介します。
私たち、「テキパキ仕事術」が身に付きました!
営業ワーママ 仕事はためない! でも、独身時代は終電帰りでした…
ロート製薬
ヘルス&ビューティ事業本部 営業開発部
松村鮎美さん(38歳・子供11歳・7歳・4歳)
3人の子育てをしながら営業職で働く松村さん。独身時代は終電帰りの日も多かったが、今では定時に業務を終えて退社する。大きく変えたのは仕事の段取り。「商談資料は前日に先方に送り、当日は要点を伝えることに徹します。商談後には議事録を送って相手との認識のズレを防ぎ、取引をスムーズにします」。メールチェックは電車での移動時間に。重要度に応じて色分けし、返信できるものは即対応、仕事をためない。電車遅延などのトラブル時には、近所のママ友に保育園のお迎えを頼むこともあるそう。一方、家事には完成度を求めない。「平日は掃除しません(笑)。すべてを頑張るのは到底無理ですから!」。時短勤務を“解除”した今は、増えた収入を英会話教室やネイルなどの自己投資に。自分にも適度にお金と時間をかけることで、ストレスをためないように心がけている。
接客ワーママ 最初は時間がうまく使えず自分も子供もストレスに…
藤田観光
横浜桜木町ワシントンホテル販売予約課 マネジャー
松下順子さん(43歳・子供8歳・3歳)
松下順子さんは35歳で第1子を出産後、フルタイムで復帰。「しかし時間をうまく使えず、家族の睡眠や食事がおそろかに…」。悩んだ経験から、2人目の育休後は時短勤務に。今は朝一番にその日のタスクを確認。予約の電話対応、宿泊プラン作成や新人指導など、複数の仕事を同時にこなす。「失敗を重ねるうち、効率的に働くコツが身に付きました。出産は早いほうがいいですが、35歳まで仕事に邁進(まいしん)した経験にも助けられています」。
取材・文/西尾英子(松村さん)、写真/小野さやか(松村さん)、洞澤佐智子(松下さん)
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