自律神経を整える鍵は、心身をゆるめるリラックスの時間。心と体を扱う職業の3人に、日々のケア方法を聞きました。

忙しい日も朝・夜10分のヨガで心と体を解きほぐす

 8歳から女優・モデルの仕事を始め、現在はヨガインストラクターとしても活躍する早坂理恵さん。「18歳で心臓の病にかかり、活動を休止。でも夢を諦め切れず、周囲に嫉妬してしまう日々のなか、さらに脳脊髄(せきずい)液減少症という病気まで発症。頭痛や吐き気など全身の不調に悩まされました」。そんな早坂さんを救ったのが、ヨガだった。体を動かす心地よさだけでなく、“自分と他人とを比べない”“自分や物事をジャッジしない”といった世界観に触れ、心が解放されるのを感じた。「ヨガは脊柱を意識するポーズが多く、脊柱のゆがみを直すと自律神経のバランスも良くなります」。

 脳脊髄液減少症にはまだ確実な治療法がないが、ヨガのおかげで体調も持ち直している。「忙しくても、ヨガの時間や、趣味の絵を描く時間を必ず取り、心をゆるめるようにしています」。

女優・モデル・ヨガインストラクター早坂理恵さん(33歳)
女優・モデル・ヨガインストラクター早坂理恵さん(33歳)
「人と比べない自分」を ヨガで手に入れたら 持病もラクになりました

ヨガレッスンの日の早坂さん

4:30/目覚めてボーッとしてから、朝の10分ヨガ(ゆるめるtime)
自然に目覚め、布団の中で10分ほどボーッとしてからヨガをする。

5:00/スロージューサーで生ジュースを作って飲む
朝食はニンジン、りんご、レモンを搾った生ジュース。「1杯で満腹に。頑固な便秘もこれで改善しました」。

7:00/朝のヨガクラスを2コマ教える

11:00/帰宅後、夕食の残りでランチ

13:00/記事の執筆などPC作業
早坂さん自身が運営するヨガサイトや、「@コスメ」など美容サイトの原稿を執筆。

15:30/疲れたら「片鼻呼吸」でリラックス(ゆるめるtime)
ヨガでは片鼻呼吸が自律神経を整えるといわれる。「片鼻ずつ押さえて呼吸すると鼻の通りも良くなります」。

16:00/趣味の絵を描いて無心になる(ゆるめるtime)
仕事の後は心身をオフに切り替え。「絵を描いている間は心が落ち着きます」。

18:30/食材の買い物をして、夕食作り

20:00/「野菜8割」の夕食を夫とゆっくり食べる
「腸内環境が良くなると自律神経も整うため、旬の野菜を積極的に取るようにしています」。

22:00/入浴時はボディブラシや水素入浴剤で体をケア(ゆるめるtime)
水素入り入浴剤や、ボディブラシによる体のマッサージで血行を促す。

23:00/夜の10分ヨガをする(ゆるめるtime)
写真は「太陽礼拝」の一連のポーズの一部。「レッスンがない日も朝・夜10分のヨガを習慣に。不調も和らぎます」。

23:30/就寝

取材・文/三浦香代子、写真/吉澤咲子

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経WOMAN誌面でどうぞ。」

■ 雑誌(紙版と電子書籍版)
日経BP書店で購入する
AMAZONで購入する
楽天ブックスでで購入する
セブンネットショッピングでで購入する
日経ストアで購入する
全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店、ネット書店で購入できます。