40歳を超えると、少し食べ過ぎただけで太りやすくなり、体重もなかなか戻らない…。スリムな体形を健康的に維持する食事のルールはあるの? 40代の女性栄養士が実践する、太らない食べ方を紹介します。

 ダイエット外来での栄養指導の経験を持ち、現在はDeSCヘルスケアが運用する健康保険組合向けのウェブサービスに携わる西谷洋子さん。

 「40歳を過ぎてから太りやすくなったという実感は持っています」。体質の変化を感じながらもスリムな体形を維持するために心がけているのは、食事の品目数を減らさないこと。品目が少ないと、炭水化物や脂質の燃焼に必要な栄養素が十分に取れなくなるためだ。必然的に食事の量も減らしていない。「炭水化物、脂質、たんぱく質が“燃料”なら、それを燃やしてエネルギーにする“着火剤”の働きをするビタミンやミネラルが必要。特に燃焼効果の高いビタミンB群を補うために、肉、魚、野菜などをしっかり食べます」

 また、腸内環境を整えるために発酵食品や食物繊維を取ることも意識。「朝晩の食後にヤクルトを飲んで乳酸菌を取り、さらに朝食のヨーグルトはビフィズス菌入りをチョイス。異なる種類の善玉菌を取り入れることで、整腸作用も高まるようです」。仕事中におなかがすいたときは、チーズなどを一口食べるそう。「空腹時に炭水化物を取ると、血糖値が乱高下して余計に食べたくなるので、たんぱく質を取るようにしています」

取材・文/氏家裕子、 写真/渡邉茂樹


これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経WOMAN誌面でどうぞ。