2017年のダイエット手帳は、賢く自分を応援しながら「継続する意志力」を得るメソッド。脳とガマンの関係を知り、ダイエットによるイライラや失敗したときの自己嫌悪、体重の増減への過度な一喜一憂から解放されることが肝心。前向きに、じっくりと、自分の脳と向き合い、安定したダイエット習慣を手に入れよう。

 メンタリストのダイゴさんは、脳が感じとってしまうほど激しいダイエットは、逆に脳がストップをかけてしまうので厳禁と警告する。

 「1カ月1kg減までが理想。人は一度リバウンドすると前に行ったダイエット方法ではやせにくくなるというデータもある」(ダイゴさん)。

 脳にどうアプローチすべきか。「ヒトは進化の過程で前頭葉を大きくし、感情をコントロールする力を得た。その力は“ウィルパワー”と呼ばれ、いわば脳の体力、ガマンの源」とダイゴさん。何かをやり遂げるときに必要なウィルパワーが減ると、ガマンやモチベーションもダウン。ダイエットも失敗するという。

 この力を有効に使えるようになる術は3つ。「まず、睡眠の改善、瞑想と運動習慣で鍛えれば、使えるパワーの量が増やせます。2つめはガマンのむだ使いをしないこと。誘惑の傍らにいてガマンしたり、自己否定をするなどのストレスはウィルパワーを消耗する。3つめはウィルパワーの発揮に不可欠な、唯一の脳のエネルギー源、ブドウ糖が安定的に脳に届く食生活を心がけること」(ダイゴさん)。

 先の3つの術とともに、自分との心理戦に勝つための仕掛けもフル装備の「メンタリズム・ダイエット手帳」を伴走者に、1月からまず66日トライしてほしい。人生最後のダイエット、つまり、一生続く「習慣としてのダイエット」が身につくはず。

「一生もののダイエット」をメンタリストDaiGoが12カ月サポート!

(1)
for POINT〈2〉
表紙はブルーのテキスタイル
青は食欲を抑えストレスを軽減食前や間食したくなったときにこの手帳を見つめて!

(2)
for POINT〈1〉
よく眠り、脳の回復とストレス解消を
定時就寝+6時間以上の睡眠を意識しよう

(3)
for POINT〈2〉
体重の増減に感情が揺れるストレスフルなダイエットはおしまい!
体重とウエストを週に1回“参考までに”測定

(4)
for POINT〈2〉
「ダイエットの習慣化」を目指すアナタへ
伴走するDaiGoからの26のメッセージが背中を押してくれるはず

(5)
for POINT〈2〉
新しい自分に変わることを意識
ささやかで新しい挑戦リスト

(6)
for POINT〈3〉
脳に適切にエネルギーを送る食生活を意識する
低糖質の食材を選ぼう。食事は「野菜→たんぱく質→主食」の順で

(7)
for POINT〈1、2〉
ダイエットの天敵は自己否定だ
開始日から日数をカウント。「66日後」に自分がどうなっているか楽しみ!

(8)
for POINT〈1〉
前頭葉の活性化を促す緩やかな新習慣2つを継続
瞑想とウオーキングをセットで始めよう

この人に聞きました
DaiGo(ダイゴ)
メンタリスト
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。ジェネシスヘルスケア株式会社顧問。新潟リハビリテーション大学特任教授。人工知能を研究中の大学在学中、ダレン・ブラウンに影響を受けメンタリズムを習得。企業アドバイスや講演でも活躍。『ポジティブ・チェンジ』(日本文芸社)、『ウィルパワーダイエット』(マガジンハウス)等著書多数。

取材・文/太田留奈(編集部)、イラスト/エイイチ、デザイン/ディシュ

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経ヘルス誌面でどうぞ。」

■ 雑誌(紙版と電子書籍版)
日経BP書店で購入する
AMAZONで購入する
楽天ブックスでで購入する
セブンネットショッピングでで購入する
日経ストアで購入する
全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店、ネット書店で購入できます。