じんわり心地よさを感じながら、美肌ケアから体の不調改善まで叶う万能アイテム「ホットタオル」。これまで本誌で紹介してきた数々のメソッドの中から、気になる悩みに効くベストテクニックを厳選しました!

 気温が低下し、乾燥が進むこの季節は、血流が滞り、肌トラブルや体の不調を感じやすくなる。そんなときに力を発揮するのがホットタオル。蒸気を含む温熱は皮膚への伝導効率が高く、ホットタオルで温めることで血流がたちまち促進される。

蒸気に効果の秘密が!(データ:花王)
蒸気に効果の秘密が!(データ:花王)

 乾燥ジワやくすみ、目の疲れ、首や肩の凝り、月経痛や腰痛など、気になる症状がある部位をじっくり温めることで、すぐに変化を実感できるのがうれしい。

 また、次に紹介する「スチーム洗顔」では、肌を温めて血流を促しながら、タオルの利点を生かして、不要な汚れを取り除き、角層に水分を補う。たった1枚のタオルで一石二鳥以上の効果が得られるのもホットタオルの大きなメリットだ。

 まさに№1健康&美容法のホットタオルテク。お悩み別に厳選したので、気持ちよく毎日のケアに役立ててほしい。

全身に効く!ホットタオルの3大効果
全身に効く!ホットタオルの3大効果

シミ・シワに、ホットタオルでスチーム洗顔

シミやシワのない、ふっくら明るい肌になれると評判のスチーム洗顔は、タオルとお湯さえあればOK。タオルを広げたときに適温になるよう、少し熱めのお湯を注ぐのがポイント。

スチーム洗顔用タオルの作り方

(1) タオルを2つ折りにして丸める
タオルを2つ折りにして、端からロール状に丸める。30cm四方程度のサイズが使いやすい。


(2) ロールの中心にお湯を注ぐ
45~50℃のお湯をロールの中心に注ぐ。お湯の重みを感じたら逆さにして反対側からも注ぐ。


(3) やさしく手のひらで絞る
タオル全体にお湯が行き渡るよう、外側からやさしく絞る。固く絞りすぎないよう注意を。


スチーム洗顔のやり方

(1) 両手に広げたスチームタオルで顔全体を覆い、40秒間温める。その後再びスチームタオルを作り、もう一度40秒間温める。

(2) (1)のタオルを2つ折りにして軽く指に巻きつけ、汚れがたまりやすい小鼻や目、口などのまわりをやさしくぬぐう。

(3) 三角折りにしたタオルの両端に人さし指を立てて通し、耳に当てる。耳の前後とそのまわりをやや強めに10回程度もみほぐす。

(4) タオルを手のひらに持ち替えて、耳下から鎖骨に向かってやや強めに拭く。リンパの流れが促され、むくみ解消にも効果が。

この人に聞きました
山本浩未さん
メイクアップアーティスト
「生活者としてのキレイ」をテーマに美容誌などを中心に活躍。『おとなメイクは白・黒・赤だけでいい』(宝島社)、『今治美肌タオル付き 洗顔料がいらない洗顔革命!山本浩未のスチームON顔』(講談社)など著書多数。

取材・文/やまきひろみ 図版/三弓素青 写真/鈴木希代江 スタイリング/椎野糸子 ヘア&メイク/薄葉英理(ロッセット) モデル/MAO

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