夕方、電車の窓に映る自分の顔を見て、ほうれい線の深さに驚いたり、何気なく見た鏡でお尻やお腹、二の腕に、「たるみ」を感じること、ありませんか? 読者調査では、顔でも体でも、「たるみ」があると、「5~6歳老けて見える」と答えた人が最多に。実は、「たるみ」があると老けて見えるだけではなく、体の内側が劣化していることがわかりました。「たるみ」の6つの原因別に対策をご紹介します!

 今、「たるみ」は30代以上の女性にとって、大きな関心事だ。

 たとえば、ほうれい線が代表格である「顔」のたるみ。UVケアや保湿は、いまや常識。そのため、シミや小ジワより、老け感を際立たせるとして悩む人が増えたのが「たるみ」。実際、読者調査でも、ほうれい線や目元のたるみに対して約半数の人が気にしている。

 一方、「体」のたるみはどうだろう。30代以降、加齢とともに筋肉はみるみる落ちていく。運動不足ならなおさらだ。読者調査では、お尻、二の腕の「たるみ」に半数程度の人が、お腹まわりに4割の人が、「気になる」と答えた。

 しかも、たるみが気になる部位それぞれについて、気になり始めた年齢を挙げてもらうと、ほうれい線で平均37.6歳、お尻で36.7歳など、いずれの部位でも30代という結果に。

 そんな30代以降の女性にとって大きな悩み「たるみ」は、肌の内側の一つ一つの層に原因がひそんでいるとわかってきた。下記から解説しよう。

調査概要
2016年6月30日~7月13日の2週間、「日経ヘルス」「日経ウーマンオンライン」の読者を対象にウェブで調査。回答した117 人について集計。平均年齢は43.8歳、会社員が64.1%。

たるみの6大原因とは?

 では顔、体のたるみが起こるメカニズムを解説しよう。たるみの原因は、主に6つ。これらが複合的に絡み合い、たるみが起きる。ただ、部位ごとの特性によって、たるみ方は異なる。

(1) 伸びると戻りにくくなりゆるむ コラーゲンたるみ
(2) 増えすぎても減りすぎてもダメ 脂肪たるみ
(3) 悪い姿勢と関係が深い 筋膜たるみ
(4) 伸過剰な糖による真皮の劣化 糖化たるみ
(5) 余った水分がおもりに むくみたるみ
(6) 抗重力筋や、速筋線維が衰えやすい 筋肉たるみ

取材・文/白澤淳子(編集部)、写真/鈴木 宏、図版/三弓素青
スタイリング/中野あずさ(biswa.)、モデル/知美、ヘア&メイク/依田陽子
デザイン/ビーワークス、構成/太田留奈(編集部)、撮影協力/マイハウス

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