太ももが外側に張っている、足首がない!……など脚に関する悩みはさまざま。だから、あなたの悩みにぴったり合った方法が効果的です。使いすぎてカチカチに張った筋肉をゆるめ、弱った筋肉を鍛える、というアプローチの「タイプ別・美脚美尻ヨガ」なら、憧れの美脚と美尻ラインが手に入ります!

 ふくらはぎが子持ちシシャモのよう、ももが太い……そんな脚のお悩みは、「日々の脚の使い方や立ち方、歩き方の悪いクセが反映された結果」というのは、ヨガインストラクターの峯岸道子さん。峯岸さんは、脚の形が悪くなる要因として「骨盤の傾き」「足首の硬さ」「ヒールの高い靴」の3つが複合的に絡んでいる、と指摘する。例えば、骨盤が後ろに傾き、脚の外側に力がかかり続けると、太ももの外側が太い「ゴリラ脚」に。反り腰で脚の前側に重心がかかると、太ももの前側の筋肉が肥大して「チンパンジー脚」になりやすい。足をそろえてしゃがめない足首の硬さは、「ゾウ脚」、ヒール靴は「シシャモ脚」の原因になる。

 問題なのは、このクセを放置すると、「ずっと同じ力がかかり続けることによって脚の形がどんどん悪化するばかりか、年齢とともにひざや腰の痛みといった故障につながりやすくなること」(峯岸さん)。そこで、それぞれの脚タイプ別に、凝っている部分をほぐし、弱い部分を鍛えるヨガのポーズがお薦めだ。たった2ポーズなので、すぐに覚えられる。タイプが分からないときは、「一通り行って、最も苦手と感じるポーズが、あなたに必要な動き」と峯岸さんはアドバイスする。

あなたの脚の悩み、タイプはどれ?

あなたが気になるのは、太ももの外側や前側の太さ、それとも足首やふくらはぎ? 代表的な脚の悩み4タイプ別に、お悩み解消効果が高いヨガのポーズを厳選!

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張っている外ももをストレッチ
外側伸ばしのポーズ

外側重心によって硬直している太もも外側の大腿筋膜張筋、縫工筋、外側広筋などをストレッチ。「肩を動かさず、腰部分を丸くすると、目的である太ももの外側をしっかりストレッチできる」(峯岸さん)。

(1) 両肩は前に向けてひざを組む
ひざを浅めに立てて座る。両手を体の後ろに置き、上体を支え、両肩はまっすぐ正面に向ける。左脚のひざを、右脚のひざの上にのせる。これがスタートポジション。

(2) 太もも外側を伸ばした状態でキープする
左脚の太ももを引き伸ばすように、右脚のひざで押さえつけながら右側に倒していく。肩が持っていかれないように、正面でキープ。倒しきったらその状態で5呼吸ほどキープする。

ポーズ考案は
峯岸道子さん
ヨガインストラクター。「BMYスタジオ」主宰。2000年、沖ヨガ指導者認定取得。独自理論による「肩甲骨ヨガ」「ヨガ棒」などを開発。2008年に「ハンディキャップヨガ」を創設、高齢者や障害、精神疾患のある人への運動処方も手がける。
http://bmy-studio.com/

取材・文/柳本 操、写真/鈴木 宏、スタイリング/中野あずさ(biswa.)
ヘア&メイク/依田陽子、モデル/高原 愛、図版/三弓素青

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