夏ファッションと同様、サングラスもトレンドを踏まえて上手に取り入れたいもの。ミラー系のサングラスの実例をファッション・ジャーナリストの宮田理江さんに解説していただきました。

おしゃれアイコンのインフルエンサー、キアラ・フェラーニさんもミラーレンズのサングラス使いを披露
おしゃれアイコンのインフルエンサー、キアラ・フェラーニさんもミラーレンズのサングラス使いを披露

 紫外線を防ぐサングラスはおしゃれのムードメーカーも演じてくれる。日本では使い慣れない人も珍しくないが、夏ルックのレパートリーに迎えれば、装いの深みが増す。顔に直接、オンするだけで、雰囲気を思い通りに操れるサングラスは頼れる味方だ。この夏、脚光を浴びているのが光を反射するミラー系。服でもメタリック素材が注目されていて、組み合わせも楽しめそうだから、ミラーレンズのサングラスは見逃せない。

ボストン型フラッシュミラー

 黒のオールインワンに、ブルーのメタリックレンズが都会的ムードを添えている。モード感やスポーティーさも加わり、色数は控えめなのに、ブルーが利いてスタイリッシュな風情。鏡面のような従来のミラータイプほどにはまばゆすぎないフラッシュミラーは程よく顔を華やがせてくれる効果がある。

Ray-Ban 2万円(税抜) ミラリ ジャパン
Ray-Ban 2万円(税抜) ミラリ ジャパン

 サングラスの代名詞的なブランドが「Ray-Ban(レイバン)」。朗らかな丸みを帯びたボストン型フレームはソフトな表情を印象づける。割とボリュームのあるつくりにも穏やかなムードが漂う。レンズには明るいカラータイプのミラーを使っているため、グレーやシルバーのミラータイプに比べストリート感や男っぽさが強く出にくいので、女性が自分流の着こなしに溶け込ませやすい。