オフィスでも身近なブラウス。ディテールや色に工夫のあるタイプを選べば、「ちょっとおめかし」程度のイベントでも使えて、着回しに重宝するアイテムに。上手なコーディネートの方法を、ファッション・ジャーナリストの宮田理江さんが解説します。
ブラウスの選択肢が広がってきた。結婚式、お呼ばれ、デート、女子会など、シーンを選ばず、「ちょっとおめかし」程度のイベントでまといやすいタイプは、着回しに重宝する。気張って見え過ぎない「ほどほどコーデ」のポイントをつかめば、もっと出番を増やせる。フェミニンな着映えとこだわりのディテールで支持されているブランド「GRACE CONTINENTAL(グレースコンチネンタル)」の多彩なブラウスから、上手なコーディネートを確認してみよう。
優美なムードを醸し出すラッフル付きブラウス
ジューシーなイエローはポジティブ気分を呼び込む。白を選べば、デートや女子会でも浮きにくくなる。シンプルな白シャツとは違って、適度に主張がある分、退屈に見えない。
ヴィンテージハワイアン風のプリントで彩ったスカートがバケーション感を添える。正面側の丈が短めの前後アシンメトリー(不ぞろい)が着姿に動きを与えている。ビジュー付きサンダルで足元にもアクセントを加えて。
花だけではなく、枝や茎・幹まで描き込むボタニカル(植物)柄は生命感やナチュラルテイストを帯びる。ヴィンテージ風プリントでブラウスに迎えると、伸びやかな風情に。
ベアトップ風のラッフルブラウスは布の起伏がドラマチック。シーンに合わせてボトムスを使い分ければ、いろいろな場面に着て行ける。チェック柄のシューズで上品にバランスを取った。カジュアルなお呼ばれや女子会に向く合わせ方だ。