春のオフィス服をアップデートしていますか? 春こそ新鮮な印象のオフィス服をまといたいもの。今回は、「ベルト使い、柄物、きれい色」の三つのキーワードに絞り、ファッション・ジャーナリストの宮田理江さんがコントワー・デ・コトニエの新作を例に解説します。この三つをうまく取り入れるだけで、印象がぐんと上がります。
新しい仲間を職場に迎える春。オフィスルックは自分の第一印象を左右することもあるだけに、元気さやきちんと感を印象づける着姿を見せていきたいところ。新鮮な着映えに整えるパリジェンヌ流の着回し技を、フランス発ブランド「Comptoir des Cotonniers(コントワー・デ・コトニエ)」からキャッチしてみよう。
細ベルトでウエストマーク 上品なメリハリを演出
好印象を与える決め手は、上品なまとまり感。スーツはやや堅苦しい感じが出るので、上下が同じ素材のジャケット風コートとスカートを組み合わせたセットアップを試したい。
ツイード素材は上質感を醸し出す。七分袖を選べば、キビキビ感が出るうえ、実際に仕事でキーボードを打ちやすい。細ベルトでウエストマークすると、すっきりした着映えに。余った端を長く垂らすと、気負って見えにくくなる。
ジャケットとパンツの組み合わせはオフィス服の定番。でも、濃い色はかしこまって見え過ぎることも。ミスティローズのように淡いニュアンスカラーなら、優しげなムードに。フェミニン色を選ぶと、穏やかでキュートなキャラクターを印象づけやすい。
ジャケットの上から細ベルトを巻く小技がこなれ感を生む。シャツとカットソーを差し替えれば、オン&オフで自在に着回せる。ソフトで軽やかな生地で仕立てたトレンチコートを重ねて、パリっぽい着姿に仕上げて。