プリントを取り入れて元気感プラス
目を引くプリント柄を配したトップスは1枚で着ても寂しく見えにくい。オフィスで着る場合、目立ち過ぎるモチーフは居心地が悪いが、色味を変えれば、アニマル柄も生かせる。ブルー系に染めたワイルドパンサー柄はケモノっぽさが薄らいだ。
長袖のクルーネック・ニットは伸縮性に富み、デスクワークを邪魔しない。こちらはコットンをベースに、カシミヤを加えた素材だから、さらりとした肌当たりとほっこりした暖かみが感じられ、まだ寒い日のある春にありがたい。
数あるプリントモチーフのうち、最もナチュラル感の高いのは、やはり植物柄だろう。あまりに色数が多いカラフルモチーフは仕事場に持ち込みづらいが、色味を渋めにしたり、柄を抽象化したりといった工夫を加えた植物柄はオフィスでも浮かない。
ガーリーに見えがちな花柄もレトロな雰囲気にアレンジすれば、オンとオフで兼用しやすくなる。さっぱりしがちな春夏の装いにリラクシングな気分を添えてくれる点でも植物柄は使いでがある。ワンピースやスカートのほかに、スカーフで取り入れる手も使いこなしたい。
パリジェンヌの「上質な日常着」はオフィスでも活躍
「コントワー・デ・コトニエ」はフランス流の「自然体で飾らない」ファッションとライフスタイルを提案するブランド。エレガントな色合いや上質な素材を使ったパリジェンヌの「上質な日常着」を取りそろえている。1995年にパリで創業。2005年には「ユニクロ」「GU」などを展開するファーストリテイリングのグループ会社となった。
オフィス服を着替えれば、職場での気分も変わる。新しいお仕事ルックで狙い通りのイメージを表現して、セルフプロデュースを成功させたい。
文/宮田理江 画像協力/コントワー・デ・コトニエ