パッチワーク
バッグを彩るカラフル柄はポジティブ気分を連れてくる。アートライクなモチーフはグッドセンスを薫らせる。ヴェネチアの宮殿を飾るモザイク画から着想を得たというグラフィカルな柄は朗らかなウイットを感じさせる。柄にダイナミックな動きがあり、ポジティブな表情を宿す。
同じアイテムから何種類もの使い道や見え方を引き出せる「マルチウエイ」のおしゃれアイテムが支持を集めている。フラップをしまうと、2ハンドルバッグに早変わりするつくりは使い勝手の幅を広げる。ハンドバッグとポシェットの重ね使いも楽しめる。オンとオフで使い分けやすい点でも重宝する。
ファッションに彩りをプラスするバッグ
北イタリアの古都・ボローニャで1927年にフルラネット夫妻が創業した「フルラ」。レザー大国・イタリアならではのクラフトマンシップを生かして、モダンなアイテムを提供し続けている。気負って見えないのに、機能性と大人っぽさを兼ね備えたデザインは日本でも広く受け入れられている。
フェミニン感やパステルカラー、デコラティブ、手仕事テイストなどのファッショントレンドはバッグにも写し込まれている。逆に、バッグでトレンドを取り入れれば、手持ちワードローブから別のムードを引き出しやすくなる。ポジティブ気分が基本トーンとなる2018年春夏は、これまでよりも華やいだ表情のバッグで今のモード気分をまとってみてはいかが。
文/宮田理江 画像協力/フルラ