生まれ育った土地へのUターンのみならず、大都市から縁の薄い地方へIターンしたり、ONとOFFで2拠点暮らしをしたりする女性たちが今、増えています。しっくりなじむ土地を見つけ、移り住んで「地元=LOCO」にしていく──それが「LOCOガール」スタイル。自分らしく暮らせる場所を、そして働き方、生き方を選びたい。そんな思いが芽生え始めたプレLOCOガールたちがLOCOハンツアーの第7回として、愛媛県松山市に行ってみました。

ほどよく都会でほどよく田舎。ストレスフリーな暮らしが実現

 今回、LOCOハンにやってきたのは愛媛県松山市。街の真ん中には現存12天守のひとつ、松山城がそびえ、路面電車がのんびりと走る観光地としても人気の街だ。

 「都会での長時間労働やストレスで体調を崩して。働き方や暮らし方を見直したい」「温暖な気候に憧れて」「自分の故郷を見つけたい」といった理由で参加したプレLOCOガールたちは、松山空港から車で走ることわずか15分で市内中心部に到着。

 さっそくLOCOハンを開始し、道後温泉本館や伊佐爾波(いさにわ)神社・円満寺といったパワースポット巡り、フェリーでの興居島(ごごしま)への渡航、女子会などで松山ならではの地元力を体感した。

 まつやま移住コンシェルジュによるオリエンテーションでは、観光、食、暮らしという3つの観点から松山の魅力を紹介。プレLOCOガールからは「民営賃貸住宅の家賃が全国1位の安さだったりと、松山は住みやすさを表すさまざまなランキングの上位にランクインしていて驚いた」「主婦が幸せに暮らせる街全国5位というのが響いた。子育てしやすくママ友仲も良好と聞いて安心した」といった声が上がった。

 また、松山市では移住コンシェルジュが窓口となって移住相談に応じてくれるほか、就労や移住の個別相談ができる支援サービス「未・来(ミラクル)Jobまつやま」なども利用できる。


 今回のLOCOハンを通じて、「実際に移住を考えたときに、移住コンシェルジュや就労支援専門員といった方々に気軽に相談できることが分かり、心強く感じた」「都会と田舎が隣接するハイブリッドな環境でストレスなく暮らせそう」「野菜の新鮮さは感動的。何を食べてもおいしい!」「松山には農産物をはじめ、世界にアピールできる資源が豊富にある。それらをビジネスにつなげるアイデアが浮かんだ」「あたたかい人々や温泉、豊かな食や自然、三次産業を中心とする仕事など松山には暮らしやすさの鍵となる要素がいっぱい。移住に向けて夫を説得する材料をたくさん仕入れた」など多くのものを得た様子のプレLOCOガールたち。移住について前向きに考えるきっかけとなったようだ。