コント日本一を決める大会「キングオブコント2017」で準優勝を果たしたコンビ・にゃんこスター。審査員に頭を抱えさせ、全国の視聴者に衝撃を与えたこの注目の二人について、ラリー遠田さんが解説します。

惜しくも優勝は逃しましたが、衝撃は一番でした (C) PIXTA

 10月1日、「キングオブコント2017」(TBS系)の決勝戦が放送されました。エントリーした2477組の中から、予選を勝ち上がった10組の芸人が決勝に進出。激戦を制して優勝したのは、かまいたちでした。彼らがこの日の1本目に披露したのは、告白されたときの練習をする人とそれをこっそり観察する人のコント。2本目はウエットスーツが脱げなくなって苦労する人とそれを何とか脱がそうとする人のコント。どちらも、ありそうでなかった奇抜な設定が魅力的な傑作でした。

 しかし、この大会で世間に最も大きな衝撃を与えたのは、準優勝を果たしたにゃんこスターです。にゃんこスターは、スーパー3助さんとアンゴラ村長さんの二人から成る男女コンビ。結成からわずか5カ月で「キングオブコント」の決勝に進むという史上初の快挙を成し遂げました。決勝の舞台では2本のコントを披露して高得点を獲得。優勝まであと一歩というところまで迫っていました。

 そんな彼らが1本目に披露したのは「縄跳び」のネタ。縄跳び大好きな少年が「リズム縄跳び」の発表会を見ることにします。しばらくすると、かわいらしい女の子が現れて、大塚愛の「さくらんぼ」のメロディーに乗せて、軽やかにステップを踏んで縄跳びを披露します。

 少年の気分が最高潮まで盛り上がったところでサビに突入すると、女の子はなぜか縄跳びを放り出して不可思議なダンスを踊り始めます。サビで縄跳びを跳ばないことに不満を持っていた少年も、いつのまにかその動きのとりこになっていきます。

 2本目のコントは、1本目の「縄跳び」を「フラフープ」に置き換えて、曲を「さくらんぼ」から「SMILY」に置き換えただけのものでした。同じような設定だったにもかかわらず、こちらも1本目に負けないくらいの笑いを取っていました。