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衝撃の新人・にゃんこスター 彼らの何がすごいのか(2/3)

2017年10月7日

キングオブコントで一番の衝撃を与えた新人コンビ

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審査員たちの反応は

 にゃんこスターのネタが終わった後、バナナマン、さまぁ~ず、松本人志の5人の審査員は一様に苦笑いを浮かべていました。その表情からは「こんなネタをどう評価すればいいんだ!?」という戸惑いがはっきり伝わってきました。それでも、審査員の多くは彼らのコントの面白さを認めて、高得点をつけました。それが準優勝という結果につながったのです。

 にゃんこスターのコントはなぜこんなに高く評価されたのでしょうか? その最大の理由は、ネタの構成にあります。このネタで笑いを生み出しているポイントは、縄跳びをする女性が「面白い表情で面白い動きをする」ということです。

 「いないいないばあ」「にらめっこ」などにも代表されるように、人間が面白い表情をして他人を笑わせるというのは、超古典的な笑いの形です。また、原始の時代から人類には「踊り」の習慣があったことが知られています。「音に合わせて体を動かす」というのも、昔から存在する人類の普遍的な営みなのです。

 ここにあるのは「言語以前の笑い」です。言葉というものが生まれる前から、人間は変な顔をしたり、変な動きをしたりして、身近な人を笑わせていたかもしれません。さまざまな笑いの可能性が追求されている時代に、にゃんこスターはあえてそこに「一点賭け」を試みたわけです。

 縄跳びを跳んでいたはずのかわいらしい女性が、なぜか突然ふざけた表情で妙なダンスを踊り始めるというのは、それだけですさまじいインパクトがあります。古典的過ぎて今さら誰もやっていない手法をあえて堂々とやったことが、一周回って斬新に見えたわけです。

 しかも、それだけではありません。このコントを成立させているのは、ツッコミを担当するスーパー3助さんの高いスキルです。アンゴラ村長さんが縄跳びを跳んでいる間、スーパー3助さんは甲高い声で的確にツッコミをいれていきます。不思議なパフォーマンスを見ている側の不安や戸惑いをそのまま代弁するような立場に立って、絶妙な間合いで言葉をつないでいました。

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ラリー遠田
ラリー遠田
作家・ライター/お笑い評論家
執筆、講演など多方面で活動。お笑いオウンドメディア『オモプラッタ』の編集長を務める。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『逆襲する山里亮太』(双葉社)、 『なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?』(コア新書)など著書多数。
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