強いられた努力には限界がある

 私たちは残念ながら「頑張り」にとって一番重要な側面を抑えるような教育を受けてきています。学校では先生が課した課題やルールを守る努力が求められるわけです。そこで子供の「楽しい」「やりたい」といった自発的な動機は削がれていきます。そして、それに代わって「やりたくないことでも、頑張るべき」という価値観が植え付けられるのです。

 その結果、私たちの多くはある限界に直面します。それは冒頭で挙げた「頑張っているのに報われない」という状況です。外的な動機による頑張りは、必ず限界がやってきます。

 それは目的が自分の内面と一致していないためです。つまり、あなたがこれ以上頑張れない理由は、あの学校で教えられた「やりたくないことを頑張る」姿勢が原因なのです。この姿勢で物事に取り組んでいる限り「やりたくない」という気持ちを押し殺すために、多くのエネルギーを消耗することになります。

 ではあなたに足りないものは一体なんでしょうか?