知らず知らずのうちに成功やチャンスが逃げていっている
「私には能力がない」、「私は人一倍頑張らないと失敗する」といったマインドセットはマイナスです。プレッシャーが大きくなり、バーンアウトにもつながります。
またそれ以上に、自分の成果を自分のものにしないとそれに相応するチャンスを手にすることができなくなります。そう、「私がこの仕事ができたのはたまたま」といった口癖であなたの価値が決まってしまうのです。
自分の価値は自分が決定するもの。自分を過小評価すると周囲は、そのようにあなたを見るでしょう。つまり、あなたの態度一つで手にできたはずのチャンスが羽を生やして飛んでいっているかもしれないのです。
これはトークに登壇したときのエピソードで私が実感したことです。自分の態度に基づいてあなたは自身が発揮する力を知らず知らず決定し、周囲はそれに基づいてあなたの価値を判断するのです。
胸を張って自分に誇りを持つことがいかに大事か分かりますよね?
自分の成果をものにしよう
インポスター症候群はどのように解消できるのでしょうか。一つは自分の努力や成果を意識的に自分のものにしていくことです。
隣の人と自分を比べないこと。なぜならそれをやり始めるとキリがないから。その人はその人なりの複雑な経緯があって今の能力があり、あなたもあなたなりの紆余曲折があって今がある。だから自分と他人を比べて「なんで私はこの人より劣っているのかしら」と思っても仕方がないのです。魚と鳥を比べても仕方がないのと同じように。
特に、競争率が高い環境や優秀な人が集まった職場ではどうしても自分と他人を比べがちになります。こうした環境にいるときこそ、周囲ではなく自分に集中すること。比べるのなら過去の自分と今の自分を比べてください。
[引用]自分の行動、やり方を自分のものにすること。そして、努力した自分をリスペクトすること。*5