現在、NHKで放送中の「べっぴんさん」や「精霊の守り人」に出演し、また大阪発の地域ドラマ「アオゾラカット」では主演を務めた林遣都さん。昨年、Netflixで制作された「火花」もNHKで放送されており、ドラマ好きであれば、見かけない日はないほどです。西森路代の人気研究所、今回は林遣都さんを取り上げます。

 林遣都さんのデビューは2007年の映画「バッテリー」に出演したときですから、芸能界で演技を始めて、すでに10年以上がたっています。10代では、野球、飛び込み、駅伝など、スポーツに打ち込む役を演じることが多く、学生時代は、その練習に明け暮れたということです。

 「バッテリー」を見ても、飛び込みの選手を演じた「DIVE!!」を見ても、林さんの演じる役は、秘めたポテンシャルを感じさせる役になっています。浮ついたところのない表情、黒い瞳に宿るえたいの知れない才能を演じるには、ぴったりの風貌をしていると思います。そして、明るくてクラスの人気者という役ではなく、どこか素直になれなくて、屈折している部分がある。そんな少年がスポーツと一緒に自分をさらけ出したり、自分を開花させたりするという役が、デビューからはまり役であったように思います。

黒い瞳に可能性を秘めて…… イラスト/川崎タカオ

 今だったら、こうした10代の美少年というのは、ラブストーリーに駆り出されるところでしょうが、林さんは、ほとんどそういう仕事をすることはなかったとのことです。Yahoo!のインタビューで、「学生時代にキラキラした恋愛ものはほとんどやってないんで、年下の俳優の友達が学園ものをやっていると、うらやましかったりもします」とも答えています。