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なぜ残業をたくさんしても、しない人と給与が同じ?

2017年2月22日

一定の残業代が支給される 固定残業のメリットとデメリット

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 こんにちは。「ワークルールとお金の話」の佐佐木由美子です。先日、Web制作会社で働く衣子さんから、「残業をしてもしなくても、給与が同じなのはおかしいのでは?」と、ご相談がありました。なぜ、こうした問題が起こっているのでしょうか?

定額残業代の盲点

 衣子さんの話では、毎月30時間分の残業代として、5万円の手当が支給されているとのこと。必ずしも30時間働かなくても、給与がカットされることはありませんが、忙しい職場のため、毎月ほぼ30時間近くの残業をしているそうです。場合によっては、月40時間になることもありますが、30時間を超えた残業分については、追加できちんと支払ってもらえている、といいます。

 一方、別の部署で働く同期の那美さんは、ほとんど残業もなく定時退社。平日の夜に習い事もして、プライベートを満喫している様子です。それでも、定額の残業手当は30時間分支給されるため、衣子さんは、「こんなに一生懸命働いているのに、割に合わない」と不満顔です。

残業続きの自分と、定時退社の同期。でも、給与は同じ?(写真はイメージ) (C) PIXTA

 衣子さんの言い分は、みなさんもよく理解できるのではないでしょうか。こうした制度は、いったいどのような仕組みになっているのでしょうか。

 これは、「定額残業代」あるいは「固定残業代」などといわれ、一定の残業見合い分を手当として支給する給与体系の一つです。

 適切に制度が設計・運用されていれば、残業代を支払っているものとして適法です。企業側としては、人件費をあらかじめ予算化できるというメリットがあり、こうした制度が導入されている企業は数多く見受けられます。

 昨今は、未払い残業問題も大きく取り上げられることから、こうしたリスクを避けるために、固定残業時間のキャップを大きく取りたい、とする企業側の思惑もあるでしょう。しかし、それがかえって弊害となり得ることもあります。

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Profile
佐佐木 由美子
佐佐木由美子(ささき・ゆみこ)
人事労務コンサルタント・社会保険労務士。米国企業日本法人を退職後、社会保険労務士事務所等に勤務。2005年3月、グレース・パートナーズ社労士事務所を開設し、現在に至る。女性の雇用問題に力を注ぎ、働く女性のための情報共有サロン【サロン・ド・グレース】を主宰。著書に「採用と雇用するときの労務管理と社会保険の手続きがまるごとわかる本」をはじめ、新聞・雑誌等メディアで活躍
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