さっそく2人に連絡を取ると、「ぜひ」との即レス。いい流れを感じます。小島さんは愛知県在住なのですが、月1程度で東京出張もあるようなので、そのタイミングで前田さんと会ってもらうことにしました。今回も僕は同席しません。前田さん、飲み食い好きの小島さんのために良き店を予約してくださいね!

 2人が会う日程はあらかじめ聞いていたので、僕は愛知県の自宅でそわそわしながら報告を待っていました。今回の組み合わせには自信があります。意気投合したのでその場でお付き合いすることにしました!ぐらいの報告があっても驚きませんよ。

 予想通り、前田さんのほうからは興奮気味の長文メールが来ました。自由ヶ丘のビストロを選んで予約したのは自分だけれど、その店での小島さんの粋な立ち振る舞いに感激したようです。

<前菜を注文するときに、気楽にシェアできるように小島さんがお店の方にかけあう伝え方も押しつけがましさがなく、「大宮さんの言う、この人の気立ての良さってこういうところなんだ」と思いました。(中略)お互いの皿から取り合うことにならないように、きちんと上手に伝え、お店も快くそれに応えてくれる。その様が小粋で、このお店にしたのもよかったなと感じました。>

 それは気立ての良さというよりも単なる「外食慣れ」な気もしますが、礼儀正しさを保ちながらも要求をきちんと伝えられる女性は頼もしくて嬉しい存在ですよね。その点を評価できる前田さんもいいな、と思います。

<7時からお店が閉まる11時頃まで時間を意識することなく過ごし、これまで旅行で行った国の話などで話が弾みました。おいしいものを食べ、話題を無理に合わせることもなく楽しく過ごせました。大宮さん、改めてありがとうございます。>

 前田さんは本当に楽しかったようですね。僕まで嬉しくなってしまう文面ですよ。小島さんのほうはどんな感想でしょうか。

<自由が丘のビストロで、ワインと美味しいお食事であっという間に11時でした。お酒や旅行の話で盛り上がりました。趣味が合う人をご紹介して下さりありがとうございますm(_ _)m 今後の展開はどうなるかわかりませんが、ひとまず友達として、機会があればまた飲みに行ければと思ってます。(中略)大宮さんには、様々な人との出会いを与えてもらって感謝しています。人との縁をつくるチャンスを与えられる仕事って、素敵だなと思います。いとこに近い家族ぐるみの友達として、時にはお見合い仲人として、頼っていきますので、今後ともよろしくお願いします>

 親しい飲み仲間の小島さんはまさに「いとこに近い」存在なので、このメール内容で彼女のテンションは推察できます。「前田さんは及第点だけど、一目惚れではない。他にもいい男性がいたら紹介してほしい」という趣旨ですね。もちろん、オネット会員でもある小島さんは引き続き応援しますが、まずは前田さんにがんばってほしいと思っています。

 この記事を確実に読んでくれる小島さんにも改めて言いたいことがあります。あなたは確かに素敵だけれど、男性を見る目はあまりないですよね。見た目や職業がカッコいいだけで、身勝手だったり不誠実だったりモテ期で頭がおかしくなっていたりする男性ばかりをあえて選んで追いかけている気がします。

 このへんで「追いかけられて」みませんか。生理的に無理だという男性でない限りはとりあえずお付き合いしてみましょう。それどころか、前田さんは及第点(合格点)なのですよね。何の問題もありません。付き合ってみたら意外と面白かった、という結果になるかもしれませんよ!