この時期、正月太りが続いているのか、冬太りなのか、なんとなく体が重い人もいるのでは? 最近はダイエットを目的に緩やかな糖質制限をする人が増えており、糖質オフを謳った商品が花盛り。“糖質”とはごはんや小麦などの穀類や砂糖の主成分であり、体のエネルギー源になるが、摂りすぎると肥満や病気を招くことも。そこで今回は、体重や健康が気になるときに上手に取り入れたい、「おいしい糖質オフ食品」をご紹介!

オフィスランチにぴったりな低糖質パスタ

 イタリアン好きな女性は多いが、パスタは糖質が多い料理の代表格でもある。パスタは食べたいけれど、糖質が気になる……。そんな女性の声に応えたパスタも登場している。

「糖質が気になる方へ チョリソーとトマトソース」(430円税込/ローソン)。
「糖質が気になる方へ チョリソーとトマトソース」(430円税込/ローソン)。

 オフィスなどで働く20~30代の女性から高い人気を集めているのが、ローソンの糖質オフパスタ。昨年11月に発売された「ベーコンとトマトソース」のパスタに続き、1月12日からは「チョリソーとトマトソース」が販売されている。

 麺に使用される小麦粉の一部を穀物由来の食物繊維に置き換えることで、同社の通常の生パスタと比較して糖質量を約30%カットしているという。「一般的には繊維質のものを加えると、麺がモソモソした食感となり、パスタ特有のもっちりとした弾力ある食感をつくるのが難しい状況になりますが、デンプン質のものを加えることで食感を改良しました」とローソン商品本部デイリー商品部の北原MD(マーチャンダイザー)は話す。

 試食してみると、しっかりした食べ応え。トマトソースは、チョリソーに合わせて少し辛めの味付け。麺にトマトパウダーを混ぜ込んであるので、トマトソースとの一体感がある。コンビニで気軽に買えるから、オフィスの手軽なランチにもぴったり!

おいしくて体にやさしいハンバーガーが登場

 ハンバーガーといえばジャンクなイメージが強いかもしれないが、低糖質バンズ(パン)を使ったハンバーガーがある。小麦粉の一部を食物繊維に置き換えることで、1個(肉部分を含まないバンズ単体)あたりの糖質量が約50%カットされているのだ。

低糖質バンズに変更したテリヤキチキンバーガー(360円+50円/フレッシュネスバーガー)。
低糖質バンズに変更したテリヤキチキンバーガー(360円+50円/フレッシュネスバーガー)。

 低糖質バンズを使ったハンバーガーが食べられるのは「フレッシュネスバーガー」。昨年10月から全店舗で提供を始めたところ、とくに女性からの支持が高く、わざわざ店の場所を検索して来店する人も多いそうだ。

 プラス50円でどのハンバーガーも低糖質バンズに変えられるほか、この低糖質バンズとサラダとスープを組み合わせたセット「スープ&サラダDeli」も期間限定で発売中。ハンバーガーチェーン店でありながら、あえてパティ(肉)を外し、サイドメニューのスープやサラダが主役になったヘルシーなセットだ。

低糖質パン(バンズ)とスープ、サラダを組み合わせた「スープ&サラダDeli」(3月中旬まで販売予定/フレッシュネスバーガー)。
低糖質パン(バンズ)とスープ、サラダを組み合わせた「スープ&サラダDeli」(3月中旬まで販売予定/フレッシュネスバーガー)。

 「低糖質にするとどうしても味が落ちたり、パサつき感の問題が発生したりするのを、いかに抑えて美味しく仕上げるかに、1年間以上の開発期間を要しました」と話すのは同店を運営するフレッシュネス マーケティング本部広報の青木美華さん。ちなみにカロリーは約40%オフ、レタス約3個分の食物繊維が含まれているそう。

 実食してみると、個人的に通常のバンズよりも好みの味! 食感は申し分なく、気になるパサつき感はゼロ。青木さんによると、全粒粉を一部使用することで焼いた時の香ばしさが増し、むしろ「通常のバンズよりおいしくなった」という声も多いとか。

 次のページでは、小腹が空いたときに手を出したいスイーツやカップ麺の、糖質オフ商品を紹介!