思い込みは発信して矯正できるとラクになる

 よく「相手のためを思いましょう」「自分がされて嬉しいことをしましょう」と言われますが、実は人は経験していないことを想像することが難しいものだと思います。だから、あなたがどう思っているかを発信しないからには、自分の道が本当に正しいのか、そうでないのかがわからないのです。

 でこぼこで偏見まみれの自分のままでいいのです。まずは行動し、考えを発信してみましょう。行動し、発信できさえすれば、良いところは素直に良いと評価され、間違っていることは周囲がきちんと矯正してくれます。

 抜擢や新たなチャレンジを任されたということは、あなたにはその資格があるということ。変な遠慮や思い込みは捨てて、どうかすくすくと思い通りにやってみてください。きっと周囲は、あなたが想像しているよりずっと優しいものだということに気づくことでしょう。

文/池田千恵 写真/PIXTA

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