• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

声を上げることが重要な現代 怖さを乗り越えるには

2017年9月25日

考えすぎて動けないときに有効な「発信力」はこう磨く

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 仕事でもプライベートでも、発信力を高めることができれば、やりたいことができる環境が整う時代。せっかくの実力が発信力の弱さで埋もれぬよう、プレゼンノウハウに詳しい池田千恵さんが指南していく本連載は、今回が最終回です。最後に池田さんが伝えたいメッセージとは?

思った以上に世間は優しいと感じた出来事

 先日、1歳8カ月になる息子を連れて、電車で片道1時間半ほどかかる友人の家に遊びに行きました。普段は息子を連れての電車移動は夫と3人のことが多く、何かあっても交代であやしたり、荷物を持ち合ったりと協力し合えて安心なのですが、今回は夫の同行はなし。イヤイヤ期に入り始めている息子と二人きりで1時間以上の移動はドキドキ。電車で泣きやまなかったらどうしよう……。ベビーカーをうまく動かせなかったらどうしようなど、不安は尽きませんでした。

 案の定、最初はご機嫌だった息子は40分ほどしたところで飽き始め、混み合っている電車内でベビーカーから降りたがったり、抱っこひもで抱っこしても泣き出したり、おもちゃを渡しても全部「違う!」とばかりに暴れるなど、想像していたよりももっと悪い状況に。

 こういうときは、ネガティブな反応ばかりが目に入ります。近くに座っていた若い男性が「うるさいんだよ」とばかりにため息をついて席を移動していき、私の心臓はきゅーっと締め付けられました。しかし、ネガティブな反応は、振り返るとたった一人で、後はとても優しい人たちに助けてもらいながらの小旅行でした。

 一見コワモテのお兄さんが、「こちらにどうぞ」とドア横の立ちやすい場所まで案内してくれたり、前に座っていた若い男性が席を譲ってくれたり、隣に座っていたマダム風の女性は、自分の家の鍵とキーホルダーをじゃらじゃらさせてあやしてくれたりと、総動員で息子に目をかけてくれ、お陰で機嫌も直りニコニコさんで目的地まで到着することができました。

 帰りもまた飽きて泣き始めたのですが、今度は女子高生4人組が「かわいいー!! 癒やし系?」と息子に近寄ってきてくれて、腕や足、ほっぺをぷにぷに。女子にちやほやされてうれしかったのか、息子は愛想を振りまいていました。その後は親子3代で電車に乗っていた家族のおじいさんから声をかけられ「かわいいですね~。向かいに座っているうちの孫の小さかった頃の写真ですよ」と携帯写真を息子に見せて遊んでくれました。その家族が電車から降りると、今度は「うちのひ孫も同じくらいでね」と、おじいさんが話しかけてくれて相手をしてくれたり、向かいの女性はポケモンGOのキャラクターを見せてくれたりと、見知らぬ方たちにたくさん遊んでもらい、無事に帰途に就くことができました。

「○○したらどうしよう」はほとんどが幻想

 この出来事で感じたのは「世間は自分が思っている以上に優しい」ということでした。私たちはよく、ネガティブな事実に目を向けがちですが、今回の移動でのネガティブ対応はたったの一人。ポジティブな対応をしてくれた人は、ニコニコ笑顔を見せてくれたりした人を合わせると、20人以上です。

 困ったときはいろいろな形で周囲は助けてくれるし、自分で何でも背負って頑張ろうと気負わなくても大丈夫なんだな、と、肩の力が抜けた気がしました。もっとフットワーク軽く、息子と遠出してもいいんだ、本当に困ったときはきっと周囲が助けてくれると思うと、自分の世界がぐんと広がった気がしました。

 この話は一見「しなやか発信力」と関係ないように見える出来事かもしれませんが、大いに関係があります。なぜなら、発信に苦手意識を持っている人は、思い切って発信してみると周囲は意外に優しいということを知らないまま、発信することによって起きるネガティブな状況をあれこれ想像し、先回りして怖がって結局動けないという状況に陥っているのです。そう、怖いからと、息子と二人で遠出をすることに躊躇(ちゅうちょ)していた私のように。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
お仕事術

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

  • 仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ
    日経ウーマン 11月号

    特集:1年後、私が劇的に変わる!「すごい手帳のコツ300」【特別付録】その1:アフタヌーンティーコラボ オリジナル万年筆 /その2:冊子『まんがで分かる!お金がどんどん増えるルール』」

  • もっと健康に、もっと美しく
    日経ヘルス 11月号

    特集 ゆがみ解決!たるみも消える!10日間体幹リセットで美姿勢!腹ペタ!別冊付録 脱・むくみ体質 リンパ流しバイブル」

  • 働くママ&パパに役立つウェブマガジン
    日経DUAL 10月号

    「日経DUAL」10月号は「ウチの子にぴったりな進路はどれ? 受験&進学総覧」「企業で人生成功させる必須6条件」2本の大型特集のほかに、【妊娠・復帰】【保育園】【小学低学年】【小学高学年】と、子どもの年齢を4つに分類し、それぞれの年齢で今知りたいノウハウをお届します。「不妊治療 顕微授精では精子の質的低下を補えない」「伝説のコーヒー店『カフェ・バッハ』女店主が作る子ども向けおやつ」など注目の記事も満載です。

働く女性 必読の書

おすすめ本日経ウーマンの本日経ヘルス&プルミエの本

もっと見る

キャリア&スキル
就職・転職
働き方
副業
お仕事術
コミュニケーション術
資格・語学
マネー
PC・スマホ
教養・マナー
ウーマン・オブ・ザ・イヤー
ヘルス&ビューティ
ダイエット
カラダの悩み・病気
メンタルヘルス
健康レシピ・食材
メイクアップ
スキンケア
健康知識
ライフ
恋愛・結婚
人間関係の悩み
お買い物・節約術
整理・収納
ファッション
グルメ
エンタメ
旅行・お出かけ
暮らし方

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

PC版 | モバイル版

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ