心理テストで迷った末「どちらともいえない」を選んでいない?

 自分の主張を抑えることに慣れてしまうと、心理テストなどを受けるときも、どの項目にチェックすべきか悩み、結局「どちらともいえない」を選択することになり、明確な診断結果を得られずにモヤモヤすることになります。

 例えば、「あなたは、他の人の目を気にしないタイプですか?」と聞かれても、いつもそうとは限らないよな……と、ふと立ち止まってしばし悩むことに。

「就職活動のように人生を決める大切な場では、相手の反応を想像してしっかり準備するようにしているな。準備しようと思えば人の目は気になるよね。全く気にしないで振る舞えるほど自信家でもないし……」

「初対面の人たちが多く集まる会合では、どう振る舞ったらいいか最初に様子を見るから気にしているよな。でも、自分が大事にしている人を悪く言われたときは怒って抗議するし、よく考えた結果として行動に移すことができたときは、人の目は気にならなくなるし……」

「親しい人、心を許している人の前では思ったことをずけずけいうタイプだけど、あまり親しくない人の前では控えめで穏やかな人で通っているな……」

 あれこれ考えれば考えるほど、どちらの自分についてチェックするべきかが分からなくなってしまいますよね。

 今回は、「自分って一体どんな性格なんだろう?」とよく分からなくなってしまったときに、素の自分を見つけ、素の自分のまま相手に嫌みなくものを伝えるためのヒントについてお伝えしましょう。