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海外駐在商社ウーマン 退職して見つけた新たな人生観

2016年9月6日

退職して夫のハーバード留学に同行 キャリア立ち止まりで得たもの

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 「今年は夏休みを8月に取れなかったなぁ。10月に休もうかな…」

 そんなことを考えていた社会人生活からうって変わり、私の今年の夏休みは、なんと4カ月近くある。5月初旬から8月末までたっぷりと休めるのは学生の特権だろう。といっても、卒業後の進路を考えるうえで重要な「材料」となるインターンをこの夏休みの間に経験する学生がほとんどで、私も10週間、UNICEFネパール事務所でインターンをした。

 インターンの前に、日本に一時帰国をしたが、必ずといっていいほど家族や友人に聞かれたのは、「卒業後、どうするの?」という質問だ。

漠とした将来の不安を、人生の楽しさに変えるには

 「卒業までまだ1年もあるから、全然わからない!」と答えると、驚く人も少なくなかった。

 確かに、留学前の私だったら、はっきりとしない将来を不安に思う気持ちがあったかもしれない。正直いまだに、卒業後、どこの国で何をしているのか全く想像がつかないが、それをある意味「人生の楽しさ」ととらえられるようになったのは、自分の中での大きな変化だと思う。

 ハーバードで色々な生き方をしている友人に出会った影響が大きいのは間違いない。

 夫のハーバード・ビジネス・スクール留学に同行するため、いったん仕事を辞めた向山淳さんも、働き方や生き方の価値観が大きく変わったという。

 「日本で働いているときは、子どもができても両立できるのか、前線の仕事ができないくらいならいっそのことスッパリ仕事を辞めようか…と先が見えない不安を抱えていた。でも、ボストン生活を経て、もっと自由に人生を設計してもいい、と思えるようになった」と、向山さんは振り返る。

海外駐在していた向山さんは、夫のハーバード留学同行で人生観が変わった

 向山さんは大学卒業後、日本の大手商社で東南アジアの発電所の投資開発やインフラ投資・金融事業に従事し、3年前にはカナダに駐在するなど、着実にキャリアを積み上げていた。そして、夫のハーバード留学が決まったとき、向山さんは、仕事を続けるのか夫に同行するのか、決断を迫られたのだ。

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大倉瑶子
大倉瑶子
テレビ局で報道記者・ディレクターとして4年働く。東日本大震災の取材やフィリピンでの台風被災地のボランティアを通して、災害復旧に興味を持ち、退職を決断。フルブライト奨学生として、ハーバード・ケネディ・スクールで学んでいる。
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