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教授が黙る ハーバードで超人気のリーダーシップ授業

2017年2月21日

慣れない環境でお互いが向き合うことができるか試される

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 「さぁ始めよう」

 教授は授業の初めにこの一言を発してから、黙ってしまう。

 1時間15分の授業は、学生の言うまま、思うがままに進んでいく。

授業は学生主導。手探りでリーダーシップを学ぶ (C) PIXTA

 これが、ハーバード・ケネディ・スクールのリーダーシップの授業だ。

超人気のリーダーシップの授業とは

 この看板授業は、経営大学院、教育大学院、医学大学院など、ハーバードの各大学院や学部、さらにはMITやタフツ大学の学生も履修するほどの人気だ。この授業が人生や人間関係の見方、考え方を変えたと話す卒業生も多く、私も受けずには卒業できないという思いで、履修を決めた。

 初回の授業は、今まで受けた授業の中で、最も緊張した空気が流れていた。何も話さない教授を前に、100人の学生たちがどうにか、秩序や形式を保とうと試行錯誤をする1時間15分だった。

 教授が「さぁ、始めよう」と言ってから数秒も経たないうちに、不思議と次から次へと学生が話を始めた。なぜ自分が授業を履修したのか話す人、リーダーシップとは何かと説明しようとする人、この授業から何を得たいか話す人…“自己紹介をしよう”と提案する学生が出たと思いきや、何となく話が流れてしまう。

 どのような目的や意味を持ちながら、周りの学生は発言をしているのか。秩序を求めている一方で、提案に付いていかないのはなぜなのか。初回の授業では多くの疑問が残った。

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大倉瑶子
大倉瑶子
テレビ局で報道記者・ディレクターとして4年働く。東日本大震災の取材やフィリピンでの台風被災地のボランティアを通して、災害復旧に興味を持ち、退職を決断。フルブライト奨学生として、ハーバード・ケネディ・スクールで学んでいる。
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