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みんなから好かれる人は、必ず「ほめ上手」 コツは?

2018年1月11日

その場にいない人をほめると効果アップ、今日から使えるテクニックを公開

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 「ほめられ下手」と同じくらい、「ほめ下手」も多い世の中。なぜ、私たちはほめることが苦手なのでしょうか? ビジネスコーチの谷益美さんから「ほめ方」を学んでいく本連載「気持ちよく人を動かす『ほめ方』レッスン」。第2回の今回は、「ほめ下手」になってしまう理由を探りつつ、日常生活で生かせる「ほめテクニック」をお教えします。

挨拶のように、気軽に人をほめてみませんか? イラスト/北村みなみ

ほめる=評価だと思うとハードルが高い

 「ほめ下手」の自覚がある人は多いと思いますが、そもそも私たちは、どんなときに人をほめているのでしょうか? 周りの人にヒアリングをしてみると、「すごいと思ったとき」や「頑張っていると感じたとき」「自分にはまねできないと思ったとき」という答えがほとんど。つまり多くの人が、自分が持っている「基準」や「期待」を超えたときに、人をほめているようです。

 しかし、これは言い換えると、自分の基準や期待を超えていなければ、人を「ほめない」ということでもあります。普段の生活の中で、自分の期待値を超えるような出来事は、それほど多くないはず。そう考えると、日常で人をほめる場面は限られてきますよね。

 また知人のAさんは、「人をほめることはほとんどない」と言っていました。理由を聞いてみると、「上から目線の発言のような気がして苦手……」とのこと。確かに辞書には、「ほめる」=「人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う。たたえる」(※1)とあります。Aさんが「上から目線の発言」と感じていたのは、おそらく「評価する」という意味を敏感に感じ取っていたからだと思います。
※1=出典/デジタル大辞泉(小学館)

 これらを踏まえて考えると、多くの人が、「期待以上」のものを「評価する」ときにだけ「ほめる」ということです。これでは、ほめることに対するハードルが上がるのも無理はありません。私たちは、辞書通りに正しく言葉の意味を理解し、正しく使っているのだといえます。

海外では挨拶のように気軽にほめる

 一方、海外ではほめることが日常です。美しいものを見たら「ビューティフル」、おいしいものを食べたら「デリシャス」など、小さな「いいね!」を普段の生活の中で見つけて、それを短い言葉で率直に伝えていると感じます。以前、私はワーキングホリデーでオーストラリアに滞在していたのですが、このときに出会った農場の素朴なオジサマたちも「グッジョブ!」や「エクセレント!」などの言葉を連発していました。

 どうやら海外の場合は、日本ほど、ほめることのハードルが高くないようです。評価するという意識はあまりなく、「いいと思ったことを率直に言葉にしているだけ」という印象。言うなれば「挨拶」のような感覚で、日常生活にほめることが浸透していると感じました。

 もちろん、「海外のコミュニケーションのほうがいい」と言いたいわけではありません。ただ、人をほめることに関して言えば、もっと気軽さがあってもいいと思います。なぜなら、ほめることは人を元気にしたり、前向きにしたりする力があるから。自分のいいところを見つけてもらえたら、誰だって内心はうれしいですよね。

 人を明るく前向きな気持ちにできる人は、まず嫌われることがありません。それどころか、相手からも大切に接してもらえるはずです。だとしたら、自分から積極的に人をほめることで、周りにいる人とポジティブな関係を築きませんか? ただし、ここで言う「ほめる」は、辞書的な意味の「ほめる」ではありません。期待以上のものを評価するためにたたえるのではなく、「おはよう」と同じくらいの気軽さで、誰かのすてきな部分を見つけて伝えることを提案したいのです。

 まずは、「仕事が早くなったよね、助かる」や「いつも丁寧に対応してくれて、ありがとう」など。相手の変化に対してポジティブな言葉を掛けたり、感謝を伝えたりするのがオススメです。特に、「○○をしてくれてありがとう」という感謝の言葉であれば、相手への評価にはならないので、言いやすいと思います。

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Profile
谷益美
谷益美(たに・ますみ)
ビジネスコーチ。Office123代表、香川県生まれ。一般企業の営業職を経て2005年独立。早稲田大学ビジネススクール、岡山大学非常勤講師。専門はビジネスコーチング及びファシリテーション。全国の企業、大学、官公庁などで年間約200本の対話型研修を行う。著書「リーダーのための!コーチングスキル」(すばる舎)、「タイプがわかればうまくいく! コミュニケーションスキル」(総合法令出版・枝川義邦共著)、など。
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