2017年は、「体幹リセット」本が55万部超、免疫力を高める乳酸菌、日本初のシワ改善コスメなどが注目を集めました。18年はどんな健康・美容法がはやるのか。日経ヘルス編集部が取材をもとに大胆予測してみました!

2017年のヒットを振り返ろう

 「インスタ(SNS)映え」「睡眠負債」が流行語大賞の候補に挙がった2017年。2016年から続く「見た目」の美しさや若さへのこだわりの一方で、「睡眠不足」や「脳疲労」が認知症につながることが注目され、「免疫力」などとともに、「疲労回復」や「疲れない体づくり」への関心が急激に高まった。

 男性やアスリートのイメージが強かった「体幹トレーニング」が女性に定着したのも今年。モデルのようなスタイルづくりにこそ有効と説いた「体幹リセット」本が55万部を突破。また、中村アンさんはじめ有名モデルや女優のトレーナーとして知名度が高まったAYAさんの“美筋ボディ”が話題に。太らない、疲れない、動ける若々しい体を保つには「筋肉が欠かせない」という認識は、中高年にも広がり、関連する機能性表示食品がこれからも登場しそうだ。

 2017年はトレーニングプログラムをまとめたDVDつき書籍を3冊発売した、クロスフィットトレーナー・モデルのAYAさん。『AYAボディメソッド』(講談社)シリーズは累計8万部を突破。11月発売の『AYAトレ30日チャレンジノート』は超初心者でも取り組める入門編だ。

 一方、日本初の真皮性の「シワを改善する」化粧品が大ヒット。ポーラの「リンクルショット」は9月末で累計80万本、約112億円を売り上げた。