日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新のグッズ情報をお届けします。今回は、忙しく働く人におすすめな、食品業界の最新トレンドをご紹介しましょう。

30種の栄養素を含む完全栄養食

 食事は手早く済ませたいけど、栄養バランスも気になる――。そんな現代人の声に応えた「完全栄養食」が登場している。きっかけは、米国で2013年に発売された完全栄養食が、IT業界などで働く多忙な人々にヒットしたこと。日本では、より日本人の食生活に合う商品開発が進んでいる。

 これまでの栄養食品と違うのは、『日本人の食事摂取基準(2015年版)』が定める、健康保持のための栄養素33種ほぼすべてをバランスよく配合した点。この4月から「コンプ」にドリンクタイプが登場。「ベースパスタ」にもお湯を注いで作る即席麺タイプが登場するなど、商品の選択肢が増えてきた。

上:「BASE PASTA quick(ベース パスタ クイック)」(ベースフード)

 1食で1日に必要な栄養素の3分の1が摂取できる即席麺。全粒粉の小麦と12種の食材を組み合わせている。一般的な生パスタと比較し、糖質は50%、カロリーは30%少ない。お湯を入れて3分で完成。4月より公式サイトと全国のナチュラルローソンで「バジル香るジェノベーゼ」(右、150g)と「濃厚えびクリーム」(左、160g)を販売。各546円(税別)。

下:「COMP(コンプ)」(コンプ)

 「仕事や趣味に没頭する人を応援」というコンセプトで開発。必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミンなどが、食事摂取基準に基づくバランスで配合されている。運動量が普通の30~40代女性の場合、ドリンクでは670ml、グミでは67粒が1食分の目安。「COMP DRINK」(右)は1L×6本、7800円(税込)。「COMP GUMMY」(左)は105g×10パック、4750円(税込)。