日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新のグッズ情報をお届けします。今回は、ダイエットや健康が気になる人におすすめの最新フードをご紹介しましょう。

トランス脂肪酸を低減 ハイスペックマーガリン

 今春、雪印メグミルクと明治が家庭用マーガリンをリニューアル。トランス脂肪酸を含む部分水素添加油脂不使用のマーガリンが出そろう。

 部分水素添加油脂は、パンに塗りやすくしたり、風味を保ったりするためにマーガリンに配合されてきた。しかし、心疾患リスクを高めるトランス脂肪酸を含むため、米国ではこの6月から使用が制限される。両社の動きはこれにならったもの。パーム油脂の使用や新たな技術の導入で、風味や塗りやすさを維持したという。

 これまでも部分水素添加油脂を使っていなかった小岩井乳業のマーガリンとともに、今後注目を集めそうだ。

上:「ネオソフト」(雪印メグミルク)

 新たな製造技術と材料の工夫で、部分水素添加油脂を使わなくても、風味を維持しつつ、トランス脂肪酸を低減させたマーガリン。3月1日以降に発売のネオソフト含め、家庭用マーガリン全12品が対象となる。300g、290円(税別)。

中:「明治コーンソフト」(明治)

 パーム油などをブレンドした植物油脂を使用することで、部分水素添加油脂を不使用にした。部分水素添加油脂を使用する場合に比べ、トランス脂肪酸量は9分の1程度に減った。家庭用マーガリン全10品が対象。300g、290円(税別)。

下:「小岩井マーガリン ヘルシー芳醇仕立て」(小岩井乳業)

 ベニバナ油をベースにヨーグルトやチーズなどの乳素材を加えた製品。油脂中のトランス脂肪酸の含有量を2%以下としている。米国で規制対象になる部分水素添加油脂も不使用。180g、300円(税別)