日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新のグッズ情報をお届けします。今回は、美肌を目指す最新コスメをご紹介しましょう。

うるおう力がパワーアップ「通年美白」ケア

 UV対策だけでなく、美白ケアも、通年で行うのが定番になりつつある。新規の美白有効成分の登場はないものの、既存の美白有効成分に、肌内部の炎症を抑える抗炎症・抗酸化成分を組み合わせることで、シミの原因となるメラニン産生を抑えるアプローチが最近の特徴。さらに、セラミドやコラーゲンを配合し、「美白化粧品は保湿力が足りない」という声にも対応している。

 敏感肌でも使えるディセンシアの「サエル」は、ストレスによって発生し、メラニン生成につながる活性酸素の働きを抑える成分を配合。また、肌のほてりが内部の炎症を誘発しやすいことから、イプサからは冷たい泡状タイプも発売される。

左:「アスタリフト ホワイト クリーム」(富士フイルム)

 シミ・ソバカスを防ぐ美白有効成分「アルブチン」と、ナノ化して浸透を高めた独自の有用成分に米ぬか由来の抗酸化成分「フェルラ酸」をプラスした「ナノAMA+」を組み合わせた美白クリーム。コラーゲンも配合してみずみずしいハリのある美白肌へ導く。医薬部外品。30g、5000円(税別)。

中央左:「エクイタンス ホワイトロジー エッセンス」(サンスター)

 メラニン産生酵素を分解する美白有効成分「リノール酸S」に、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムとトラネキサム酸を配合し、シミ、そばかすを防ぐ美白美容液。有効成分を奥へ届ける「プラスチャージナノカプセル」技術を採用した。医薬部外品。30g、1万円(税別)。

中央右:「サエル ホワイトニング クリーム コンセントレート」(ディセンシア)

 ストレスによる肌荒れ、シミに対応した敏感肌にも使える美白クリーム。板状の粉体「ベントナイト」が肌表面にバリアをつくる。「アルブチン」と抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムのほか低分子化したヒト型セラミドも配合。医薬部外品。30g、5500円(税別)。

右:「クリアアップ ホワイトムース」(イプサ)

 「冷却泡技術」で、気温上昇でほてった肌に気持ちがいい、ひんやりした感触の泡状美白美容液。美白有効成分「4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)」、抗炎症成分「アセンヤクエキス」やグリチルリチン酸ジカリウムなどを配合した。医薬部外品。110g、5000円(税別)。